計136台、総重量5000トンの大型トラック、深中通路で荷重試験―中国
Record China / 2024年4月19日 14時20分
中国南部にある深中通路の伶仃洋大橋で17日夜、総重量約5000トンの大型トラック計136台による動静荷重試験が完了しました。
中国南部にある深中通路(深セン市と中山市をつなぐ道路)の伶仃洋大橋で17日夜、総重量約5000トンの大型トラック計136台による動静荷重試験が完了しました。橋全体が海上にある超大スパンのつり橋上で行われる荷重試験としては今回が世界初のものです。今年6月に予定される開通に向けて、深中通路の橋梁工事が新たな重要な一歩を踏み出しました。
深中通路は、「橋、島、トンネル、水中相互接続」という特徴を持つ、海をまたぐクラスタープロジェクトとしては世界でも有数のもので、全長は約24キロです。このうち、橋梁工事の総延長は約17キロで、中には伶仃洋大橋(吊り橋)、中山大橋(斜張橋)、さらに非航行用のアーチを持つ橋の両側のアプローチ部分が含まれます。
荷重試験は橋梁開通前の「全身検査」であり、静荷重試験と動荷重試験に分けられます。開通後の荷重状況に合わせたシミュレーションを行って現場で橋梁の各部位の反応データを計測し、橋梁の荷重能力が設計要件や関連仕様を満たしているかどうかを判断し、今後のメンテナンス、管理の意思決定の科学的根拠とサポートを提供するものです。
試験結果をより正確なものとするために、プロジェクト負荷試験では初めて、参考としてヘルスモニタリングシステムが導入されました。これは、ヒトの健康診断用のCTスキャナーと同様に、総合的な測定によって橋梁構造の変位をリアルタイム、かつ動的に反映する画像を収集・分析することができます。
これまでに、深中通路の中山大橋や、非航行用のアーチを持つ橋の両側のアプローチ部分は荷重試験を終えています。現在、深中通路の機械、電力設備、交通安全装置、路面整備、付属の建物などの工事が全力で進められており、6月の開通に向けラストスパートに入っています。プロジェクトが完成し開通すると、深センから中山までの所要時間は現在の約2時間から30分以内に大幅に短縮されます。(提供/CRI)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中国初の自主開発一体型海底坑口システムが海洋試験で成功
Record China / 2024年4月19日 22時20分
-
中国が輸入のウォッシュドフェザーとダウン初荷が広西チワン族自治区で通関に成功 - 通関監督改革のパイロット商品
共同通信PRワイヤー / 2024年4月11日 16時23分
-
いよいよ24年度全通へ「名豊道路」工事大詰め “100キロ信号なし道路”最後の区間、かなり進んでるぞ!
乗りものニュース / 2024年4月10日 8時12分
-
【1988 (昭和63)年4月10日】瀬戸大橋開通
トウシル / 2024年4月10日 7時30分
-
近鉄線の上空 一夜にして橋が出現! 工事進む京奈和道「橿原JCT」
乗りものニュース / 2024年4月6日 15時12分
ランキング
-
1Googleの「約束破り」が示す検索市場の"危うさ" ヤフーへの技術提供制限で公取委が初の処分
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 7時20分
-
2GWの平均予算は「2万7857円」 過ごし方の3位「買い物」、2位「外食に行く」…「海外旅行」は1%
まいどなニュース / 2024年5月2日 7時50分
-
3政府・日銀 “不意打ち”為替介入か 早朝に一時4円超円高に
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月2日 16時53分
-
4「日本は貧乏な人が行く国」訪日客の素直な見方 「安くてコスパがいい」日本が陥っているワナ
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 12時30分
-
5米スターバックス、3年ぶりの減収…中東での不買運動や北米の節約志向が重荷
読売新聞 / 2024年5月1日 22時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください