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ブリヂストンが月面探査車用に新型タイヤを開発---トレッドを分割

レスポンス / 2024年3月31日 10時0分

ブリヂストンは、月面探査車用の新たなタイヤを開発した。このコンセプトモデルは、4月8日から11日まで米国コロラドスプリングスで開催される「第39回 Space Symposium」の日本パビリオン内、JAXAが運営するブースで初展示される。


ブリヂストンは2019年から月面探査車用タイヤの研究開発に着手し、モータースポーツなどの極限環境で培った技術イノベーションを宇宙へと拡大している。新たに開発されたタイヤは、第1世代の技術を基に、金属製の柔らかいフエルトをトレッド部に配置し、月面のレゴリスと呼ばれる砂との摩擦力を高めることで走破性を向上させている。


第2世代となる新型タイヤでは、空気充填が不要な「エアフリー」技術を応用し、金属製スポークを採用し、トレッド部を回転方向に分割した。これにより、月面の厳しい環境下でも走破性と耐久性を高次元で両立させることを目指している。また、デジタル技術を駆使してスポークの形状や厚みを最適化し、耐久性を高めるとともに、トレッド部の分割により接地面積を大きくしている。


このプロジェクトは、ブリヂストンの中期事業計画における探索事業の一環であり、月面での技術革新を地球上のタイヤにも還元し、新たな価値創造に繋げることを目指している。さらに、宇宙ビジネスのネットワーク拡大や共創機会の創出にも貢献することを期待している。

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