飲食店経営者を縛った直後に業者訪問 親族装い41万円奪う 箕面大滝近く、男が逃走

大阪府警本部＝大阪市中央区

24日午後1時10分ごろ、大阪府箕面市箕面公園の飲食店兼民家に男が侵入、店を経営する女性（82）の両手や口をガムテープで縛るなどし、現金41万円を奪って逃走した。男は女性を縛った後、偶然店を訪れた業者に親族を装って対応していたという。大阪府警箕面署が強盗事件として捜査している。

同署によると、男は女性宅の2階で室内を物色していたところ、上がってきた女性と遭遇。女性の全身を粘着テープで縛り上げた。直後の午後1時半ごろ、店の設備修理で業者が訪れ、男は女性の親族をかたって応対したという。

修理を済ませた業者が修理代金を請求すると、男は2階に戻って女性の拘束を解き、業者に代金を支払うよう命令。業者が帰ると男は「現金40～50万円を出せ」と女性を脅し、女性が手渡した41万円を奪って逃亡したという。

男は25～30歳くらいで身長175～180センチ。茶色の長袖と長ズボンを着用し、長髪を頭頂部で括っていたという。

現場は、市内の観光地「箕面大滝」から南に約1キロの地点。