カレーやバーガー「がもよん」の飲食店でジビエ楽しんで、25日からイベント

鹿肉のハッシュドカレーオレンジ風味

野生動物による農作物への被害が増えている中、駆除した動物が食材として十分に生かされていない現状や、鉄分豊富で低カロリーなジビエの魅力を発信することなどを目的としたジビエイベントが、大阪市城東区の蒲生4丁目（通称・がもよん）エリアの飲食店で25日～2月7日に開かれる。13店舗が参加し、和食からエスニックまで多彩なジビエ料理が味わえる。

古民家を飲食店に再生して地域活性化を図る一般社団法人「がもよんにぎわいプロジェクト」の主催。同法人が国内のジビエ専門業者から鹿肉や猪肉を一括で仕入れて参加店舗へ配送し、それぞれの店がジビエを使ったメニューを提供する。

がもよん近くのシアターカフェ「土間シネマ」では27日～2月1日にドキュメンタリー映画「僕は猟師になった」を上映。また大阪経済大でまちづくりを学ぶ学生らが、ジビエ料理やがもよんに関する認知度、印象についてアンケートを行い、研究や論文に役立てる方向。

同法人の担当者は「ジビエや食について考える機会にしてほしい。がもよんのまちの魅力も知ってもらえたら」と張り切っている。

参加店やマップは同法人の公式サイトで公開している。