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もったいない 規格外「浜なし」の新缶酎ハイPR キリン、2万2千個のロス削減目指す

産経ニュース / 2024年5月8日 16時15分

発売された「キリン 氷結mottainai 浜なし」

キリンビールは規格外であることを理由に廃棄される果実を原料にした缶酎ハイの新シリーズ「氷結mottainai(もったいない)」の第1弾として、横浜のブランド梨「浜なし」を使った商品を期間限定で発売した。約2万2千個分の浜なしのフードロス削減を目指し、売り上げに応じて生産者に寄付して農家支援につなげる。同社や農協関係者の表敬訪問を受けた横浜市の山中竹春市長も「すばらしい試み」と歓迎し、一緒にPRした。

同社は形などが規格に合わずに廃棄される果実を「モッタイナイ果実」と位置付け、各地の特産の果実で商品を展開することでフードロス削減と農家支援に取り組む。おいしさと社会貢献の両立を打ち出しながら若年層をターゲットに販路を拡大していき、こうした果実の廃棄を令和9年には年間150トン削減することを目標に掲げる。

その第1弾として選ばれたのが同社発祥の地である横浜でブランド化された「浜なし」。樹上で十分に完熟させてから収穫し、糖度が高いことなどで知られるが、果肉が半透明になってシャキシャキ感が失われる「みつ症」という状態になると、食感が悪くなるなどの理由から廃棄される。同社によると、5年の廃棄量は約19トンに上る。

7日発売の「キリン 氷結mottainai 浜なし」では浜なし約2万2千個、約7・8トンのフードロス削減を目指す。目標達成時の生産者への寄付額は約400万円に上り、廃棄減などに向けた取り組みに活用してもらうことを想定する。横浜農業協同組合(JA横浜)の柳下健一代表理事組合長は「どうしても売りものにならず廃棄していたものがある。声をかけてもらい、感謝の言葉しかない」と喜ぶ。

発売日にあわせて、同社とJA横浜の関係者が山中市長を表敬訪問。山中市長は「フードロスを回避でき、大変、すばらしい試み。今後も横浜の規格外の品を取り入れてもらえるとうれしい」と期待した。

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