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神戸-大阪の鉄道開業から150年、JRの225系が記念列車に 拍手で見送られ運行

産経ニュース / 2024年5月11日 13時52分

「150」の数字が目を引く記念列車のヘッドマーク

明治7(1874)年に神戸-大阪間で関西初となる鉄道が開業してから150年となった11日、JR神戸駅(神戸市中央区)で節目を祝う式典が行われ、スタート時と同じ区間を走る大阪行き記念列車が、乗客約150人を乗せて運行した。

明治22(1889)年には東京・新橋-神戸間の東海道線が全通。時代は進み、同39(1906)年には鉄道国有法が公布された。神戸駅は関東から伸びる東海道線の終点として、併せて同34年に山口・馬関(現・下関)まで開通していた現・山陽線の起点として、鉄道の大動脈をつなぐターミナルとなった。

神戸-大阪間の開業150周年を迎え、JR西日本は沿線地域とのつながりに支えられてきた感謝の意味を込め、記念列車の運行を企画した。

式典で久元喜造・神戸市長は、神戸-大阪間の鉄道開業が日本の発展につながったことに触れ、「日本全体にとって大きな意義を持つ出来事だった」。続く記念列車の出発式で、JR西の国弘正治・兵庫支社長は「鉄道の『つなぐ』という思いは、150年前も今も、そしてこの先も変わらぬもの」と述べた。

記念列車には抽選で選ばれた約150人が乗車した。車両は新快速などでおなじみの225系。「150周年」の記念ヘッドマークを先頭に付げ、拍手で見送られながら大阪へ出発した。

記念列車に子供や孫と乗車した主婦の河村君子さん(69)=神戸市東灘区=は、電車が大好きという孫の大島璃久君(4)=同=のために応募し、当選。「娘が生まれる前の45年前から使っています。昔よりも駅が増えて便利になりました」と語った。

通勤で利用している会社員、竹内直也さん(45)=神戸市中央区=も家族で参加。「(乗車が決まってから)息子が急に神戸駅の歴史を調べるようになった。子供たちにとっても勉強になる」と笑顔をみせた。

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