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「橋上ポルト之助」南海堺駅近くの南蛮人像に命名 新たな観光スポットに

産経ニュース / 2024年4月17日 19時12分

「橋上ポルト之助」と名付けられた南蛮人像=16日午後、堺市堺区(木津悠介撮影)

南海堺駅(堺市堺区)近くの内川にかかる南蛮橋でたたずむ南蛮人像の愛称が「橋上(はしのうえ)ポルト之助(のすけ)」に決まった。堺の観光を盛り上げようと、環濠エリアでクルーズ船を運航するNPO法人「観濠クルーズSakai」が公募し、応募総数1192点の中から選ばれた。名前にまつわるエピソードも考案され、ユーチューブで公開されている。

南蛮人像は昭和62年に南海電鉄が、本線を高架化したのに伴い設置。現在は堺市が管理している。道路法上、橋の上に銅像を新たに設置することはハードルが高いため、橋の欄干に手をかけて川を臨む形状にすることで橋と一体化。独立した像ではなく、橋の欄干の一部として法令上は解釈されている。

像はポルトガル人との設定で〝身長〟は約190センチと目立つ存在だが、具体的なモデルは特になく、設置経緯などについて知る市民も少なかったという。

そこで同NPOが昨年、愛称を公募。「橋上ポルト之助」と決まった。ポルト之助をめぐる物語「やくそくのリボン」も作られ、3月末からユーチューブの「きっずちゅーぶ/絵本読み聞かせ動画チャンネル」で公開中だ。南蛮貿易で栄えた時代に堺に漂着したポルトガル人と町娘の淡い恋の物語となっている。

「願いを込めてリボンを欄干に巻くと、ポルト之助があなたの願いをかなえてくれるかもしれません」とのナレーションで動画は締められており、実際の南蛮橋にもリボンが結ばれるようになった。

同NPOの高杉晋理事長は「堺の新たな観光スポットになれば」と話している。(木津悠介)

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