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踏切の安全維持へ鉄道会社が対策推進 大手は入念も小規模事業者は負担増に

産経ニュース / 2024年4月21日 17時23分

踏切の安全維持に向けて、鉄道各社はさまざまな対策を講じている。

JR西日本は「遮断機が稼働しない事態を起こさない対策、また万が一そのような事態が起きても、列車をしっかり止める対策の2段階で、事故を防ぐ施策を行っている」(担当)と説明する。

まず、レール上での車輪の動きを検知するとともに、線路上に設置された装置で列車の通過を検知するなど検知方法を二重化し、踏切への列車の接近を確実に把握して遮断機を稼働させている。

万が一、遮断機の故障などが発生した場合は、遠くの列車からでも認識できる強い光を発光する信号装置を使い、列車を接近させない仕組みを採用している。

京王電鉄は、踏切内での接触事故を防ぐために、すべての踏切に非常ボタンと監視カメラを設置。車の通行が特に多い91カ所の踏切では、踏切内に障害物があると付近の列車を自動的に停止させる装置を導入している。

東急電鉄も非常ボタンや監視カメラ、信号発光装置などを導入しているほか、対象物を立体的にとらえ、障害物の検知精度が高いとされる3Dセンサーを使用した障害物検知装置の導入などを行っている。

大手の鉄道会社が安全面で入念な投資を行っている一方、地方の小規模事業者には、そのような投資は大きな負担になっているとみられる。(黒川信雄)

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