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千代田区コミュニティサイクル「ちよくる」人気上々の1周年――今後は4区相互乗り入れが課題

政治山 / 2015年12月9日 16時0分

 千代田区が2014年10月から実証実験を開始したコミュニティサイクル「ちよくる」の1周年利用実績を発表しました。2015年9月30日時点での登録件数は、1万3000件を超え、利用実績は年間13万2000件に上ります。登録1人(個人・法人)につき平均10回利用している計算になります。

コミュニティサイクル「ちよくる」
端末で事前登録後、SuicaかPASMOを持参すれば簡単に利用できます

平日と休日の利用状況に明確な差

 平日の利用時間ピークは朝夕の通勤時間帯(午前8時、午後6時)に集中し、休日は午前11時から午後5時までの時間帯がほぼ横ばい状態で推移しています。

 貸出が多い設置ポートは東京駅前に位置する「丸ビル」、秋葉原駅前に位置する「秋葉原公園」でした。また、平日・休日ともに同一ポートでの貸出/返却が多く、利用者の利便性や回遊性の寄与に課題が残りました。

 千代田区では、放置自転車対策や交通機関の連結に有益であることから、主要駅出口付近へのポート設置を目指しています。

利用実績

中央区も10月開始、江東区・港区との4区相互乗り入れへ協議

 中央区でも2015年10月からコミュニティサイクルの実証実験が始まり、江東区・港区と合わせ、隣り合う都心4区が揃いました。4区の広域連携について現在、料金体系やシステム対応などの課題について、協議を継続中です。料金収入や利用偏重時の区境を超えた再配置などの課題を解決し、利用者が便利になる相互乗り入れの実現に向けて取り組みを進める予定です。

ポート数とエリア広域化が課題

 利用者からは(1)電動機付き自転車なので楽々、(2)自転車の形と色がお洒落、(3)乗り場と目的地の近くにポートがあれば安上がりに移動できるので便利、といった好意的な見方がある一方で、(1)ポートが少ないので利用できる状況が限られる、(2)寄り道をすると料金がどんどん加算されてしまう、(3)エリアが区内限定というのが不便、といった課題を掲げる意見もあります。

ちよくるポート

 都内4区にコミュニティサイクルを提供している株式会社ドコモ・バイクシェアでは、横浜市や仙台市、広島市、神戸市にも同じ電動機付き自転車を提供しています。宿泊マッチングサイトを運営する株式会社百戦錬磨(本社:宮城県仙台市)とも業務提携しており、10月にはレンタサイクル運営連携事業の実施エリア第1弾として、沖縄県「今帰仁村エリア」にてサービスを開始しました。

コミュニティサイクルとレンタサイクルの違い

 コミュニティサイクルは安全安心なまちづくりや環境性能の面から世界各国で導入が進んでいます。上記8市区以外にも貸自転車を提供している自治体はありますが、コミュニティサイクルとレンタサイクルは何が違うのでしょうか? 都環境局によると、以下のように説明しています。

<コミュニティサイクルとは>
一定の地域内に複数配置されたステーションにおいて自由に貸出・返却できる貸し自転車で、借りたステーションとは異なるステーションに返却することが可能なシステム
※ステーション:歩道上等に設置された自転車の貸出・返却を行う無人の駐輪施設

<レンタサイクルとは>
鉄道駅等に隣接して設置された一つの貸出拠点を中心に往復利用の端末交通に供される貸し自転車で、借りたステーションと同じステーションに返却するシステム

 いずれにしろ、環境に優しく健康にもいい、また駅前や繁華街での違法駐輪解消に有用なライドシェアのシステムの利用が今後ますます促進されることが期待されます。

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