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〈緊急アンケート〉源氏物語でいちばん好きな女性は? 藤壺、紫の上をおさえての1位はツンデレのあの姫君〈「光る君へ」どうなる?〉

集英社オンライン / 2024年3月18日 13時36分

なにかと話題のNHK大河ドラマ「光る君へ」は源氏物語を執筆した紫式部が主人公だが、源氏物語には数多くの魅力的な女性が登場する。そこで集英社オンライン編集部ではX(旧Twitter)で、源氏物語の好きな女性登場人物について独自アンケート調査を実施した。そこで選ばれたベスト5と理由を発表する。

4位に明石の方、5位に桐壺更衣がランクイン

今から1000年以上前、平安時代中期に完成したといわれる「源氏物語」。いわずもがな、日本最古の長編物語である。主人公の光源氏を中心に数多くの魅力的な女性が登場する王朝恋愛絵巻はいまなお、読者を惹きつけてやまない。

集英社オンライン編集部では、X(旧Twitter)による、独自アンケート調査を実施。源氏物語に登場する15人の女性(今回は光源氏と関係が深い、桐壺更衣、藤壺中宮、葵の上、紫の上、明石の方、花散里、女三宮、空蝉、軒端荻、夕顔、末摘花、源典侍、朧月夜、朝顔の姫君、六条御息所)の中から好きな登場人物を1人選んでもらった。またアンケートでは好きな理由や嫌いな理由も調査した。


20~60代の176票の回答を得て、源氏物語の好きな女性登場人物のベスト5を紹介する。

5位 明石の方  

光源氏が須磨に隠退しているときに出会う女性。京都の貴族の姫君と同様に和歌のセンスや筝に長け、琵琶の名手でも。常に控えめで身分が低いことを気にしている。光源氏との間に子どもをもうけ、自身も京都にわたるが、実子は紫の上の養女となったため、成人するまで対面することは叶わなかった。

推しポイントとしては「でしゃばらず、分をわきまえているところに好感」(60代・女性)など、生真面目で忍耐強く、いつも謙虚に立ち居振る舞う姿に票が集まったようだ。


4位 桐壺更衣 

光源氏の実母。高貴な身分でもなく、強力な後ろ盾もないのに、後宮の姫の中でも群を抜いて桐壺帝の寵愛を一身に受ける。他の妃からの嫌がらせを受けても、健気に耐える。やがて光源氏を出産するが、光源氏が3歳のときに亡くなり、源氏物語の中でも彼女に関するエピソードは少ないほうだ。
それでも4位にランキング入りしたのは、地味な存在なのに、帝の寵愛を受けるという、まさにシンデレラストーリーにを体現したその生き方に憧れてか。

2位、3位は禁断の愛のお相手?

3位 藤壺の中宮 

光源氏の父、桐壺帝が亡くなった最愛の妻、桐壺更衣と瓜二つの容姿を気に入り、妃に迎えられた女性。光源氏にとっては継母にあたる存在。
物語の中でも光源氏は「優しくて可愛いらしく、かといって馴れ馴れしいわけではなく、気品がある人」と絶賛するほど、容姿だけでなく奥ゆかしさと愛らしさを重ねた女性として描かれている。
「優しさと賢さを備えていて、源氏に対しても親しみを見せつつも桐壺帝の中宮である矜恃を忘れなかったこと」(30代・女性)と、その気品の高さを好きな理由としてあげる人が見られた。

継母とはいえ、歳の差5歳の二人はまるで本当の姉と弟のような関係だったが、光源氏が元服後、藤壺への思いが恋に変わり、ふたりは密通。藤壺は光源氏の子を身籠ることに。

そんな気変わりの早いエピソードもあるので嫌いな登場人物としてあげる人もいた。

「結局嘘もバレずにその地位をキープし続けた中身の図々しさ」(30代・女性)
「立場のわりに脇が甘いところ」(50代・女性)
「いくらなんでも流されすぎ」(30代・女性)

という手厳しいコメントも目立った。

2位 紫の上 

源氏物語のヒロインといってもいい「紫の上」が2位にラインクイン。

光源氏の最愛の女性。幼い頃に祖母を亡くした紫の上を光源氏が引き取り、彼の手によって理想の女性に育てられる。実の姪だけに、その風貌は光源氏の初恋の藤壺に似ていて美しく、気品のある女性として描かれている。

葵の上が亡くなった後は正妻格の立場で、光源氏が須磨に隠退して離れ離れになっても、留守を預かり、健気に支え続けるが、女三宮と光源氏の結婚により、正妻の座から滑り落ちることに。女三宮への嫉妬と自分の立場の不安定さに苦しみ、43歳の若さで亡くなってしまう。

アンケートでも、一途に光源氏を愛してしまったゆえの幸せと苦しみに共感したコメントが多く見られた。

「一途なところ」(50代・男性)
「源氏に翻弄される人生の中で凛とした最期を迎え、私たちに女性としての酸いも甘いも教えてくれたところ」(30代・女性)
「気高く優しく美しく、それでいていつも新鮮な輝きがあるから 源氏というどうしようもない人間に深い愛を捧げ、まっとうした素晴らしい人だから」(30代・女性)

1位はやはり悲劇のあのひと

1位 葵の上 

光源氏の正妻で、4歳年上。左大臣の娘で子どもの頃から、天皇の妃候補として育てられたのでプライドが高く、物語のはじめでは光源氏とはなかなか打ち解けられない様子が描かれている。

光源氏に対してツンとした態度をとってしまうが、決して感情的にならず、光源氏が他の女性のところに通っても、その女性へ嫉妬したりすることはない。光源氏の親友で、きょうだいの頭中将も「彼女は理想的な妻だ」と評している。葵の上が妊娠し、つわりで苦しむ姿を見て、ようやく夫婦らしく寄り添うようになるが、六条御息所の嫉妬による生霊に苦しみ、出産後に亡くなってしまうという哀しいヒロイン。

こうしたなかなか素直になれない不器用なところが共感を呼んでいるのかもしれない。

「葵の上は源氏に対して冷たかったわけではなく、箱入り娘だから口下手で感情の表現が苦手だっただけだと思っている。突然結婚相手が変わって状況についていけず、振り回されて、うまく振る舞えなくて、どうしていいか分からず苦しかったはず。そんな彼女が不憫に思われて、魅力に感じる」(20代・女性)

「ツンデレなところ」(40代・男性)

などの不器用な愛情表現についてのコメントがあった。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は3月10日の放送でようやく10話目を迎えた。吉高由里子演じる、まひろ(紫式部)はまだ宮廷に女房として出仕していないが、今後どんな風に源氏物語を執筆していき、それぞれの登場人物への思いなど描かれるかなどが楽しみだ。

取材・文/百田なつき

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