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「硫酸で目ぇ洗おうかとは話してます」THE SECOND最終決戦進出決定の金属バット…ノックアウトステージ前日に聞いた優勝予想は…

集英社オンライン / 2024年4月24日 17時0分

「昔のサザエさん、バグってるやつ多いんすよ」サザエさん大好き芸人・金属バットが熱く語る神回「全国民が花沢さんの相手はカツオやと思ってるけど」〉から続く

結成16年以上のコンビが競う漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』のファイナリスト8組を決める「ノックアウトステージ16→8」が、4月20・21日に開催され、最終決戦「グランプリファイナル」に進出する8組が決定。金属バットも見事、出場権を手にした。

【画像】「釣り堀はしんどい」と話す金属バットに思わぬヒットが…

ノックアウトステージ前日の二人

――おはようございます。この連載始まって以来の午前中のインタビュー、よろしくお願いします。



友保 
眠ってる時間です。

――いよいよ明日、ザセカンドのグランプリファイナル進出が決まる戦いですね。

友保 
ちょっとね、雲行きが怪しいんですよ。今日泊まりなんですけど、明日のホテル、チェックアウトが朝の10 時なんです。でもフジテレビの入りが16時なんですよ。空白の6時間、行くあてもなく彷徨って。

――大荷物を抱えて……。

友保 
ねえ、どっかの漫喫入って南京虫もらって帰ってくるか。できれば遅うに行きたいんですよ。去年の(ガクテンソク)よじょうさん、おぼえてます? 入りが早すぎてみんなにキモがられたでおなじみの。あれ笑ったんですけどね。まさか今年俺らがそうなるかもしれんと、震えてます。

――前回のノックアウトステージ(32→16)は釣り堀に行った次の日でしたよね。あの日たくさん釣って逃がしてあげた鯉の恩返しだなと思いました。

小林 
恨んでるでしょ、鯉は(笑)。

――去年のザセカンドと違うところはありますか。

友保 これ個人的なことなんですけどね、何の拍子かわかんないですけど、オナ禁をしまして、ちょうど1週間ぐらいしたんですよ。で、そのセカンドの日、キンタマ痛なって、ずっとキンタマ触ってました。ホテル連泊やったんで入りまでずっとホテルで甘ジコりしてて、尿道も痛くて。で、よう聞いたら甘ジコりはすごく体によくないらしくて、かなり負荷はかかってましたね。

――自ら負荷をかけて挑んだと。

友保 負荷はかけてましたね。なにごともチャレンジ。そしてセカンドも決勝に行き、私もイキました。というね、これどうでしょうか。

小林 みんな下向いてるで。
 

――小林さんはいかがですか。

小林 いや、あの日は体調が悪かったですね。体調が悪いというか、腹減ってないのに無理やりカツ丼食うて。

友保 お前よう食うよな、カツ丼。謎願掛け。

小林 1年目、2年目ぐらいからやってんですよね。

友保 意味ないねん。M-1のときもやってたけど、意味なかったやん。ボコボコにされたやん。

――ちなみにどこのカツ丼召し上がったんですか?

小林 八重洲の「みよた」でしたかね。お蕎麦屋さんの。うまかったですけど、限界でしたね。明日も6時間あるんで、整えられるかと。

漫才なんか持たざるものの仕事ですからね(笑)

――対戦相手は母心さん。漫才師のほか議員もやられてる。

友保 
全部持ってますからね、地位も金も名誉も。あとキラカードみたいな衣装着てはる。

――私ももちろん勝っていただきたいですけど、担当編集が特に「金属バットは政治家には負けてほしくない」と。負けたら連載終了も検討しないといけないとかいってて圧がすごいです。

小林 
政治家になんか恨みでもあるんですか(笑)。

友保 たしかに漫才なんか持たざるものの仕事ですからね(笑)。

――全然知らない方との対戦と、昔から知ってる方との対戦。どちらがやりやすいとかやりにくいとかあるんですか。

友保 
そうですね。でも知ってるほうがちょっと嫌な感じもしますけどね。

小林 仲よかったらちょっと嫌すかね。

――ヤングさんとか。

友保 ヤングなんかきたら大喜びですけどね。いっぱい文句いえるし、先にオチいったんねん。

――最悪ですね(笑)。でもそういう戦い方できるのもザセカンドならでは。

友保 にしても、母心さん知らなすぎるんで、ちょっといろいろ聞いたんですよ。みんなあんま知らんいうて。で、一人ヤーレンズの出井ちゃん、出井ちゃんが仲がええいうていろいろ聞けば聞くほど余計得体が知れんようになってくる。

――出井さんはなんておっしゃってたんですか?

友保 すごくいい人で、漫協(漫才協会)におって、嫁はんが落語家さんのマネージャーかなんかしてて、一目惚れしてすぐプロポーズして結婚して、仙台かなんかのほう行ってはって、もともとは何人組かでやったみたいな。

小林 4、5人でコントやってたと。

友保 プラン9さんみたいなことやってたらしいな。そんでおかんの格好して、今キラカードみたいな。議員やし、得体が知れん。
 

――たしかに聞けば聞くほどよくわからないですね。でもそういう方も残ってるのがおもしろい。

友保 へんな大会ですよね。でも「誰やねんこいつ」が一番おもろいですからね。こんなおもろいのおったんやという。

――そう考えると結構プレッシャーありますか。金属バットはみんな知ってるから。

友保 まあまあまあ、僕らミッキーマウスですからね。吉本興業の。

――……はあ?

小林 あんまはあ?とかいわないの。「そうですよね~」ってニコニコしてたらいいの。

――すみません、午前中なので。

友保 ミッキーと、こっちはオラフ。いやラプンツェルとオラフか。みんな大好きやもんな。

ケガさえもおもしろくなるのがザセカンド

――初戦がCOWCOWさんでした。お二人とは少し年齢がはなれてますね。

友保 COWCOWさんは69歳とかですよね、たしか。

小林 (笑)。

友保 俺らは高校生漫才師やし。だいぶ孫みたいな感じですよね。

――気になるコンビはいらっしゃいますか?

友保 ロビンフットさんやないですか。ロビンさんのおぐさんの足がいつ治るんか。
 

――足を骨折されているロビンフットさんですね。

小林 足やったのはマー坊さんのほうやな。そんでさっき新たな情報聞いたんですけど、足はすでに治ってると。

友保 俺も聞いた! とうの昔に治ってるって。なんならあの日も治ってたんじゃないかと。もはや決勝の日に足切断の可能性もある。寅さん神社に足捧げてくる可能性あるから。

小林 ありえるありえる。

友保 足断ちいうて(笑)。

――そうか……ザセカンドではケガさえもおもしろくなる。お二人はなにかやる予定はあるんですか?

友保 一応、硫酸で目ぇ洗おうかとは話してます。

小林 どうなるかはわからない、やってみんと。

――そんな中、去年対戦が組まれていた東京ダイナマイトさんが漫才師としての活動を休止すると発表されました。

友保 二郎さんが病気ですからね。しゃあないですね、ほんまに。
 

――やはり漫才師の活動は大変なお仕事ということでしょうか。

友保 この世で一番楽な仕事ですよ。これを休むってことはもう相当です。相当えらいんやろな、体が。

――休止することを決断されたのは漫才師のお仕事が大変だからだと思っていました。

友保 いや、この仕事ができひんようになったってことは相当悪いんですよ。ええ。ハイパー楽チンやもんな。この前釣り堀行ったじゃないですか? あれがむちゃくちゃしんどかったですから。重労働でしたよ。尊いですよ漁師さんが。

――釣り堀って、みんなサボりにくるところですけど。

友保 あれは重労働。だから静岡のアホ知事のいってたことわからんかったですわ。

商店街にも轟く金属バットの人気

――辞職届を提出した静岡県の川勝平太知事が新人への訓示で「県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり物を作ったりとかと違って、基本的にみなさんは頭脳・知性の高い方たちです」と発言したというアレですね。

友保
 あの仕事の下にまだ漫才師がおるぞ。ほんまに。この世で一番楽な仕事。漁師さんのほうが大変。そもそも漁師さんは早起きですからね。

――でも今日はお二人とも早起きでしたよね。

友保 これが3、4日続いたら俺は人殺してますよ。電車も止めてます。

――そういう瞬間ってあるんですか? ちょっともう漫才するのしんどいな、やめたいな、みたいな。

友保 今朝です。僕6時に起きたんですけど、起きた瞬間ちょっともうやだな、なんでこんな仕事になったんやろ。怖いのが夕方でもそれ思いますからね。夕方でも「行きたくないな、昨日に戻ったらええのに」と。
 

――ということはいつもですね。

友保 つらいですわ。適度な時間帯などないですね。つらい仕事です。

小林 「明日休み」以外全部じゃないですか。それ以外はずっと「はぁ」ってなりますね。

――明日は大事な賞レースで、今日はルミネでステージに立つ。さきほど会場の後方から見学させてもらいましたが、どんな心持ちでネタをされていたのでしょうか。

友保 ほんまですか? 聞こえてました? あの大爆笑の中、後ろまで声届いてました? 大爆笑、いや極爆笑

小林 爆笑「極み」やな。

――極みってました。あらためて金属バットの劇場人気を痛感しました。

友保 劇場だけなんですかね、果たして。

――どういうことですか。

友保 最近商店街とか歩いてたら、それこそほんまゴッドファーザーみたいにオレンジとかくれますね。「いつも笑かしてもらってるよ!」って。わしの前に出してきた手にチューしてあげて「なんかあったらいうてこいよ」とか、それでパンもろたり。子供もなんか近寄ってきて「お兄ちゃんお花!」って、わしが「勝利のにおいがする、ありがとう」みたいな、いうてますよ。

――ロッキー的でもありますね。

友保 よう考えたらそうですね。図書館のほうまで行って、手え挙げて帰ってくる。ほんまロッキーですよ。ミッキーじゃなかった、ロッキーです。ミッキーじゃなくてロッキー、どうですかこれ。

――ちょっと……腹立ちますね。

小林 腹立つとかいわないの。

友保 いやただ母心さんにいいたいのは、俺らの町のみんなをがっかりさせていいのかという。これだけです。花をくれた子ども、無邪気な心を裏切っていいんかな? 先生。富山が良ければ何でもいいんですか? 先生。

小林 富山のことだけ考えてたらだめですよ。

友保 僕たち泣いちゃいますよ。いいんですか? 先生。
 

――最後に優勝予想とか、おうかがいしてもいいですかね……もちろん金属バットも含めて。

友保 やっぱり、まっちゃんすかね。まっちゃんさん、松本さん、やっぱチャンピオンやで。松本さんがチャンピオンや!

取材・文/西澤千尋 撮影/高木陽春

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