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NASAの探査車「キュリオシティ」が撮影した火星の360度パノラマビューが公開

sorae.jp / 2021年5月15日 11時9分

アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車「Curiosity(キュリオシティ)」が撮影したパノラマ画像

こちらは火星のゲール・クレーターでミッションを続けているアメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車「Curiosity(キュリオシティ)」が撮影したパノラマ画像です。キュリオシティのマスト(「頭」と表現される部分)に搭載されている「Mastcam」を使って撮影された、合計132枚の画像をもとに作成されました。

キュリオシティを運用するNASAのジェット推進研究所(JPL)では冒頭に掲載した静止画だけでなく、自由に視点を動かしたり気になる部分を拡大したりできるこちらの360度ビュー版を、JPLの公式YouTubeチャンネルにて公開しています。スマートフォンで表示する場合は本体を動かすと視点が動き、PCではドラッグ操作や左上のコントローラーを使って視点を動かすことが可能です。再生時間が1分程度と短いので、長時間楽しみたい場合は途中で一時停止しておくのがおすすめです。

▲キュリオシティが撮影したパノラマ画像(360度ビュー版)▲
(Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS)

NASAの火星探査車というと最近では2021年2月に着陸した「Perseverance(パーセベランス、パーサヴィアランス)」が注目を集めていますが、今年の夏で着陸から9年を迎えるキュリオシティも精力的に活動しています。JPLによるとパノラマが撮影されたのは2021年4月15日のことで、キュリオシティのミッションが始まってから3090ソル目(1ソル=火星での1太陽日、約24時間40分)にあたります。

撮影場所は研究者から「モン・メルクー(Mont Mercou)」と呼ばれている高さ約6mの露頭の上です。モン・メルクーは2021年3月に撮影されたセルフィーにも写っていて、キュリオシティは露頭の基部でサンプルを採取したり、露頭の周囲を移動しながら3Dデータを取得したりした後に、数週間調査を続けてきた露頭の上へと移動しています。

【▲ 20201年3月にキュリオシティが撮影したセルフィー。中央奥に見えている露頭がモン・メルクー(Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS)】

 

関連:火星のキュリオシティが撮影した18億ピクセルの高解像度パノラマ画像

 

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS
Source: NASA/JPL
文/松村武宏

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