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能登半島地震で被災した動物と飼い主の今。愛猫を捜し続ける女性、ペットのために「車中泊」を選ぶ人も

日刊SPA! / 2024年3月5日 8時52分

 ペットの捜索でも、同じ気持ちになることがあるという。

「街で迷い犬や猫を見かけるのですが、首輪が外れていると、野良と判別できない。SNSを見ると必死に我が子を捜している方がいるのに、捕獲できない。動物の捜索活動の難しいところです」

◆石川県獣医師会の新しい取り組み

 いまだ混乱が続く中で、石川県獣医師会では県内の動物病院と連携し、犬や猫などを当面1か月、無料で預かる取り組みを始めている。

「車中泊では寒さとストレスに悩まされていた」と、3匹の猫を抱え一時預かりを利用する人もいる。環境省によると、一時預かり中のペットは、猫60匹、犬49匹、鳥10羽、ウサギ2匹だ(1月25日時点)。

 このほか、石川県によって、ペットを収容するトレーラーハウスが、金沢市のいしかわスポーツ総合センターに計2台設置された。1台で犬が10匹、猫が18匹まで収容可能で、飼い主が直接世話をすることができる。

 だがこれで十分なのか。今回の能登半島地震や、東日本大震災などでもペット救援を行ってきた、NPO法人日本動物介護センターの山口常夫理事長に、今後の被災ペットの支援について聞いた。

「今後は、二次避難に向けて、よりペットの一時預かりの需要が急増するはず。国は同行避難を推奨しているのに、受け入れ場所が少ない。行政と民間が連携して、受け皿の重要性を議論してほしいです」

 疲弊していく飼い主や動物を救うべく、今日も被災地で闘い続ける人々がいる。

取材・文/週刊SPA!編集部 写真提供/ピースワンコ・ジャパン 日本レスキュー協会 日本動物介護センター

―[[被災ペット]を救え!]―

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