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「無能なのに、なぜか出世している会社員」に実は共通している5つの特徴――大人気記事トップ10

日刊SPA! / 2024年3月10日 15時45分

 組織として見た場合には部下が優秀というのは頼もしい限りの状態ですが、部長当人にとってはいつ自分が横にどけられるか下に落とされるのかという不安要素になります。

◆緊張感が生まれず、余計な諍いも起きない

 しかし、「なんであの人が出世?」系の人は、山っ気がありません。役職がひとつ上がって給料が一段上がったことに対しては「自分なんかで、ありがとうございます」と謙虚且つ純粋に感謝し、それ以上を望みません。

 そのため、「部長より課長のほうが優秀」という状況になっても緊張感が生まれず、余計な諍いも起きないわけです。

 つまり上席にとっては絶大なる安心感があります。組織としてあるべきかどうかは別の話ですが。

◆特徴⑤「部門の人材レベルが低いけど、仲は悪くない」

 当然のことに聞こえると思いますが、「なんであの人が出世?」系の人の部門は、所属しているほかのスタッフも似たようなキャラクターか、プラスよりもマイナス評価のほうが大きい人で占められています。

 現在のポストに就けた理由の最大の要因は「安心感」なので、相対的に安心感に欠けるタイプのメンバーに自然と囲まれることが多いわけです。

◆穏やかな性格や人間性が試されてきた結果

 ただ、ポイントとしては、そういったメンバーを部下に抱えても険悪な空気にはなりません。

 なぜなら仲が悪い状態になっていると、「私のほうが課長の**さんよりもできるのに、どうして!」といったような不満が爆発したりして、上席の頭を悩ませることになります。

 そうした状況にならず、常に一定の安心感を得られているわけであり、そこは穏やかな性格や人間性が試されてきた結果になっています。

◆「欲を出さず穏やかに無難に過ごし続ける」でも出世する

 いかがでしょうか? 純粋に頑張って出世を目指している人からすると、「なんだそりゃ」と思うこともあるかもしれません。されど、必ずしもあるべき姿にならないのが会社組織であり、世の中です。

 そして、残念ながらスピード出世した若手ホープのA課長と、残存者利益のようにして高齢になってから昇格したB課長とでは、給料の差はほとんどありません。日本的な会社であれば、年次が低い分、A課長のほうが相応に安かったりもします。

 ゴリゴリと結果を出し続けること以外にも「欲を出さず穏やかに無難に過ごし続ける」だけという出世につながるかもしれないひとつの道が存在することは、会社員生活において知っておいても損はないことでしょう。

【中沢光昭】
株式会社リヴァイタライゼーション代表。経営コンサルタント。東京大学大学院修了後、投資会社、経営コンサルティング会社で企業再生などに従事したのち、独立。現在も企業再生をメインとした経営コンサルティングを行う。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社)などがある

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