アイドルを「辞めて就職も考えました」「辞めたいと思ったことは1ミリもないです」……続けた側と辞めた側が交錯したマジパン8周年ライブ
日刊SPA! / 2024年3月14日 15時50分
◆苦労を分かち合った2人、最後は抱き合って自然と涙が……
卒業生の5人とも、’21年に加入した3人ともまた少し違う気持ちでライブを迎えたのが、’19年に加入した吉澤悠華と、今や唯一のオリジナルメンバーとなったリーダーの沖口優奈だ。集客が目標に届かないツラさやグループ崩壊の危機など、並々ならぬ苦労を経験してきた2人でもある。
吉澤悠華(よしざわはるか)「最初の1年間は本当にツラくて苦しかったです…。(卒業生の)先輩たちは全員“出来る”状態なので、そこに追いつくことと怒られないことに必死で、足を引っ張るのが怖くて、正直歌とダンスでは先輩に隠れて目立たないようにしてた頃もありました。それでも当時のマネージャーさんやスタッフさんからめちゃくちゃ叱られて毎日泣いてましたけど! 今は(スタッフさんが)みんな優しいから、あの怖い時代を知らない現メンバーがちょっと羨ましいです(笑)。それに、特典会でも自分の列はすぐに終わってしまうし、歌詞割もないしでたくさん悔しい思いもしました。それが今は、罰ゲームを頑張るそらちゃん(宇佐美空来)を、お母さんのような気持ちで見つめられるようになりましたし、今日のライブも1曲目の『ぱーりないと!!』で銀テープが飛び出す瞬間の一発勝負のパフォーマンスも無事に成功させることができました!!」
沖口優奈(おきぐちゆうな)「初めてZeppでのライブを目標に掲げたのが5年前かな? 振り返ると、私たちは他のアイドルさん、アーティストさんたちと比べて、目標に届くのに時間がかかったグループだと思っています。だから、1年前の7周年ライブで”来年はZeppで開催”って発表されたときも、嬉しかったんですけど、『本当に席を埋められるんだろうか。空席だらけになってしまったらどうしよう』っていう不安も大きくて。でもやっと迎えた夢の舞台だし、ビラ配りをメンバーでさせてもらったり、手売りチケットを取り入れたり、1人でも多くの方にライブに来てもらいたいって思って、日々の活動に取り組んできました。そしたらチケットが完売して……“マジファン”の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです! MCでも話しましたけど、『アイドルをやっている最中に“夢がかなった”って感じられる瞬間』ってそこまで多くないと思うんですよ。今日は間違いなくそれを感じられた日です!そのおかげで、もっともっと大きい会場でもやってみたい、Zeppでツアーをして“全国で完売”を味わいたいetc…って次の野望への欲も出てきちゃいましたけどね(笑)」
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