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『不適切にもほどがある!』コア視聴率で1位。“急増するタイムリープ作品”が若い世代に歓迎されるワケ

日刊SPA! / 2024年3月15日 15時52分

 おそらくドラマ界のタイムリープ作品はまだ増える。ドラマの放送枠数が増える一方でストーリーのマンネリ化が進行しているからだ。

 ドラマの成否のカギを握るのはタイムリープと何と融合させるかである。『ブラッシュアップライフ』はドラマ界が忘れかけていた幼なじみという存在をクローズアップし、その救命に主人公の麻美(安藤サクラ)が命懸けになるという設定を考え、成功した。

『最高の教師』は教育問題と融合させた。新しかった。『ペンディングトレイン』は振るわなかったが、それは登場人物たちをタイムリープさせる理由が乏しかったからだろう。

『不適切にもほどがある!』が描く価値観には批判も一部にあるが、成功した一番の要因も価値観を描いたから。「クラリオンガール」の存在やスマホの出現など文化・文明の変化を扱うだけでは多くの視聴者を惹きつけなかった。

<文/高堀冬彦>

【高堀冬彦】
放送コラムニスト/ジャーナリスト 放送批評懇談会出版編集委員。1964年生まれ。スポーツニッポン新聞東京本社での文化社会部記者、専門委員(放送記者クラブ)、「サンデー毎日」での記者、編集次長などを経て2019年に独立

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