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「清原さんの収録で誰かの携帯が鳴って…」人気野球YouTubeの仕掛け人が語る、一番緊張した出来事

日刊SPA! / 2024年3月17日 8時52分

◆“即行動”がダルビッシュの出演にも結び付く

「“思いついたら即行動”というスタンスは、ダルビッシュ有さん(サンディエゴ・パドレス)が高木豊チャンネルに出演していただいた時も同じです。もともとは何年か前、ダルビッシュさんにお会いして動画を撮影するため、豊さんと一緒にアメリカに行く予定だったのですが、コロナ禍で中止せざるをえなくなったんです。
 
 以降、その企画は保留になっていたのですが、とある時に『もしかしたらWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でダルビッシュさんが日本に来ているタイミングでアプローチしたら、出演をご承諾していただけるかも』と思ったんです。豊さんは『無理だと思うぞ』と言っていたのですが、ちょうどその頃に会食した相手とダルビッシュさんのマネージャーが知り合いだったりして、ご本人につないでくれたんです。すごい偶然ですよね。それでダルビッシュさんから『豊さんなら、ぜひ』と言っていただいて、コラボが実現しました。もう自分はこの“思いついたら即行動”のスタイルを貫いていこうと思いましたね」

◆もっと世界へ進出していきたい

 担当する各チャンネルは年々登録者が増え、今や日本のプロ野球ファンに欠かせないコンテンツとなっている。傍から見れば順風満帆に見えるが、K氏は現状に全く満足していない。

「まだまだやれることはたくさんありますし、視聴者のニーズには常に敏感でなければいけません。動画へのコメントやX(旧Twitter)に寄せられる声はほとんど見ています。それが企画に反映される時もありますしね。トレンドを追わずに『俺はこう思っているんだ』と一方的に主張しても誰も見ないじゃないですか。

 それと、最近はチャンネルの撮影で海外に行くこともあるのですが、もっと世界へ進出していきたいです。大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)のおかげで日本人のプロ野球選手の価値が上がっていますよね。うちには、日本の中でもトップの野球解説者の方々のチャンネルがあるので、それをアメリカをはじめ、世界の方々にわかりやすく響く形にして発信していければいいなと。外国人の視聴者も増やしていきたいですね」

◆「安定した生活」が送れる保障はないが…

 収入が安定した教員(公務員)を20代半ばで辞め、YouTubeの世界へ飛び込んだK氏。日々の努力が実を結び、今では教員時代以上の収入をと経験を得ているようだ。最後に、今の仕事で悩んでいる社会人や就職先で悩んでいる学生たちに伝えたいことがあるという。

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