上智大ミスコン出身の元アナウンサーが“キャリア迷子”から司法書士事務所を開業するまで
日刊SPA! / 2024年4月1日 8時53分
一般企業を目指して就活するなら、アナウンサーの道は諦めなければいけないという状況で、最終的には貴重な経験を積めるフリーアナウンサーの道を選びました」
◆競争に揉まれて意識した自分の“市場価値”
在学中から岡部さんは、生放送ラジオ番組「よんぱち 48hours 〜WEEKEND MEISTER〜」(TOKYO FM)のアシスタントMCや、ABEMA NEWSチャンネルのキャスターに抜擢。新人フリーアナウンサーとして活躍の場を広げていった。
「鈴木おさむさんがパーソナリティを務めるラジオ番組では、ゲストさんに聞く質問を考えたり、ニュースの原稿読みが多かったです。AbemaTVでは災害や事件、スポーツ結果などの速報を出す夜勤業務もやっていました。他のアナウンサーの方の代打で声が掛かることも多かったので、遊びの予定などは立てにくかったですね。
生活は夜勤があるぶん不規則でしたが、歩合給の芸能事務所が多いなか、私のいたところは非常に良心的で固定給だったので、待遇的にはとても恵まれていました」
しかし、アナウンサーとして活動を始めて2年ほど経った2017年末には事務所を退所。23歳にして自らアナウンサー業からあっさりと身を引く。
「ひと言で言えば、長く生き残っていく自信がなかったんです。当たり前の話なんですけど、いずれは世代交代する現実や、業界に揉まれて競争社会の熾烈さを痛感したというか。
若くて優秀なライバルがどんどん出てくるし、フリーよりも自局のアナウンサーを起用する流れも強い環境で、自分が現状以上に突き抜けられるのか不安でしたね。第二新卒として扱われる25歳前後という年齢も意識して決断しました」
30代からのキャリアに悩む女性アナが多いイメージは世間一般にもあるだろうが、岡部さんの転職先はリクルート社が展開する「ゼクシィ」の営業職。メディアやSNSで露出することもなく、裏方としてコンサル営業などの業務に従事したそうだ。
「アナウンサーとしての実力や経験があれば、セミナー講師や結婚式の司会などの需要は当然あると思うんです。でも、私は新卒の頃からフリーだし、アナウンサーとしての経験も浅い。だからこそ、自分の市場価値を上げて、後のキャリアが広がるような会社に第二新卒で入りたいと思いました」
◆誰とも被らない人材に
なぜ、そこから司法書士に?
「リクルートは“5年在籍したら長い”と言われるような会社で、自分で会社や副業をやっている方が多く、私も入社時から先のことは常に考えていました。私の性格的にも個人事業主として独立して働く方向で考えたんですが、私の母と叔父が不動産会社を営んでいる関係で比較的身近な職業だったことなどもあり、リクルートを2年で退職し、司法書士の試験勉強を始めました」
この記事に関連するニュース
-
学生に“司法書士”という将来の選択肢を 中学生の企業訪問受け入れを実施
PR TIMES / 2024年5月21日 12時15分
-
ハイクラス賃貸住宅「ノルフィーノ」 函館市近郊まで建築エリアを拡大しサービスを展開
@Press / 2024年4月30日 12時45分
-
目指すなら今?行政書士「外国人支援」の深い魅力 外国人コミュニティーの「縁の下の力持ち」に密着
東洋経済オンライン / 2024年4月28日 11時40分
-
司法書士事務所が直面する集客の課題を解決する「司法書士向けWeb集客ガイドブック」配信開始
PR TIMES / 2024年4月26日 16時45分
-
採用担当の本音調査/社員の就業・転職意向実態調査
PR TIMES / 2024年4月25日 13時40分
ランキング
-
1お金持ちとは本当に"うらやましい人生"なのか 「FIRE」の流行から数年たって改めて考える
東洋経済オンライン / 2024年5月21日 11時0分
-
2朝ドラのモデル三淵嘉子は父親に「好きな人は」と聞かれ「和田さんがいい」と答えた…実弟が見た結婚のいきさつ
プレジデントオンライン / 2024年5月21日 6時15分
-
3カスハラなど客の迷惑行為で「もう限界」 老舗銭湯が閉店を決意した理由に「一番心折れるパターン」「見ていてつらい」
ねとらぼ / 2024年5月20日 7時30分
-
4マンション「同価格なら中古より新築」の落とし穴 中古マンションのリノベ「大事な」見極め方
東洋経済オンライン / 2024年5月21日 10時0分
-
5中古のトヨタ「ランドクルーザー」価格高騰! それでも欲しい!? 購入時に注意すべき“意外なこと”は?
くるまのニュース / 2024年5月21日 18時10分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください