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「警察から電話が…」発注ミスした新入社員“責任感の強さ”が裏目に出た驚きの事態

日刊SPA! / 2024年4月3日 8時53分

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※画像はイメージです

 仕事でミスをしてしまった時、あなたならどう対処しますか?正直に上司へ報告し指示を仰ぎますか? それとも、なんとかして自分で解決しようと試みますか? どちらが適切かはその状況により異なりますが、重要なことはミスを拡大させないことです。今回は、ミスを自己解決した部下が大失敗したエピソードを聞いてきました。
◆急きょ大役を任された新人社員

 洋菓子メーカーの製造部門を任されている岡崎さん(仮名・46歳)。その年も、岡崎さんの部署には数名の新入社員が加わりました。

「その年は、ちょっと気になる新入社員がいましてね、その人物は他の新人より2歳年上で、入社前から工場見学に足を運ぶほどの、お菓子作りが大好きな青年なんです」

 岡崎さんの目に留まったのは杉下さん(仮名・25歳)という新人で、4年制の大学を卒業後、菓子職人への夢を諦められず、製菓専門学校へも通ったのだといいます。

「年齢のせいなのか、他の新人よりも仕事に対しての安定感を感じました。ちょっと迷ったのですが、彼の先輩社員のMくんが結婚して慶弔休暇を取得したので、その間だけ杉下くんにMくんの仕事を任せることにしたんです」

◆やってしまった大失態

 Mさんの仕事とは、菓子製造に必要な材料を発注する業務で、たいていは、入社5年のキャリアが必要なのだそうです。そんな大役を任された杉下さんは、Mさんが休暇に突入するまで張り付きで発注方法を習得したそうです。ところが――。

「1度目の発注は特に問題なくクリアしたのですが、2度目の発注後しばらくして、杉下くんが血相を変えて私のところにやってきたんです。かなり悲壮な顔をして『岡崎さん、大変申し訳ございません。材料の発注ミスをしてしまいました』と報告を受けました。何のミスをしたのかと尋ねると『数量を一桁間違えました、本当にすみません』と、泣きそうな顔で謝っていました」

 杉下さんは、オンライン発注した10種類のうち、2種類の数量を一桁間違えて入力していたのでした。入荷した段ボール箱を開けてはじめて気づいたそうです。

◆「気にするな」と言ったのですが…

「数量間違いと言っても、材料の個数を10個と入力するところを100個と入力したわけで、それほど日持ちのする材料ではありませんでしたが、貴重な経験にもなったので『気にしなくてよい』と伝えました。しかし、杉下くんにとっては大きな問題だったようで、かなり落ち込んでいる様子でした」

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