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激辛スナック“利益よりも辛さ”にこだわる理由「激辛好きの人たちを置き去りにできない」

日刊SPA! / 2024年8月8日 8時49分

――そしてついに、辛さを和らげるものを発見した?

藤本さん:会社として推奨するのではなく、あくまでも個人的な意見ですが、ちょうど置いてあった冷凍バターを試してみた人がいて、それがいちばん辛さをやわらげたということで私も食べてみました。すると、冷凍バターの冷たさと乳成分のまろやかな口当たり。すごく効果的でした。

――辛いモノと冷凍バターを交互に食べるというのも結構大変な感じはしますが、辛さがやわらいだというだけでもすごいことですね。ほかにも開発裏話などあれば、聞きたいです。

藤本さん:いくら冷凍バターで辛さをやわらげても、試食のあとに会議があると舌が痛くてうまくしゃべれません。そのため、会議は試食後には入れないようにしています。

◆最終ジャッジをする人は筋金入りの激辛好き

 開発メンバーのなかには藤本さんのように激辛好きではないケースもあるようだが、商品として販売するかどうかの最終ジャッジをする人は筋金入りの激辛好き。しかも、激辛好きが複数名で試食をして決定するようだ。

――もしかして、開発メンバーに激辛好きではない人も混じっているから、私のようなチョイ辛好きでも「また食べたい」と思わせる“旨さと地獄級の辛さの繰り返し”を実現しているのでしょうか?

藤本さん:そういった意図はなかったのですが、言われてみれば、そういうこともあるのかもしれませんね。

 ……と、こういう話の流れになると、「チョイ辛好きでもまた食べたくなるお菓子? おいおい、ちょっと待て。激辛マニアは、辛すぎて販売中止になった過去があるだろう?」という人もいるかもしれない。実際のところは、どうなのだろうか。

藤本さん:いえ、激辛マニアが辛すぎて販売中止になったことはありません。激辛マニアはスーパーやコンビニなどで商品を販売することもあり、辛さに配慮しています。そのため、どんどん辛くしているというわけではなく、製造可能なギリギリの配合で辛さに挑戦しているというのが現状。先味や辛さを感じるスピード、香りなどで辛味を調整しています。

◆激辛マニアが“辛すぎて販売中止”の真相

 藤本さんの話からすると、激辛マニアが辛すぎて販売中止になった過去はないようだが、ではどうしてそのような噂が流れたのだろう。ネット検索したときに“激辛マニア 販売中止”というスニペットが表示されるのも気になるところ。

藤本さん:もしかしたら販売中止というのは、昔に販売していたリング状の激辛マニアがファンの皆様にとって印象深かったことに関連しているのではないでしょうか? そのため、いまのようなスティック型に変わったときに、販売中止と噂されるキッカケになったのかもしれません。

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