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激辛スナック“利益よりも辛さ”にこだわる理由「激辛好きの人たちを置き去りにできない」

日刊SPA! / 2024年8月8日 8時49分

――なるほど。

藤本さん:あと、『激辛マニア』は通年商品ではなく年に数回、発売と終売を繰り返していることも関係しているかもしれませんね。

――いつ頃に発売しているのか知りたい方も多いと思うので教えていただけますか?

藤本さん:だいたい、辛いモノが食べたくなる夏と冬に一回ずつぐらいは発売しています。販売期間は、2か月ぐらい。それにプラスして別シーズンで販売することもありますが、イレギュラー的な感じになるので時期は決まっていません。

◆利益優先なら「辛すぎる」お菓子は作らない

 年に2回ほど発売と終売を繰り返すということは、それだけ商品開発やパッケージデザインの手間、そして費用もかかるということ。つまり、『激辛マニア』シリーズは、かなり儲かっているということなのだろうか。

藤本さん:一定の需要があることは間違いないですが、利益優先なら『激辛マニア』シリーズのような辛すぎるスナックは作っていません。激辛好きの人も増えてはいますが、本当の激辛好き市場は割とニッチなんです。

――なるほど。パッケージはかなり辛そうに見えても、実際に食べてみるとそれほど辛くない、チョイ辛好きの私でも楽しめるお菓子が多いのは、そういう理由だったのですね。でも、それならどうして、『激辛マニア』シリーズを作り続けるのですか?

藤本さん:本当の激辛好きの人たちを世の中に置き去りにしてしまうことになるんですよね。そういった人たちがお菓子からどんどん離れてしまうのは、お菓子を作るメーカーとして悲しいことです。

――だから、激辛スナックを作り続けているのですね。

藤本さん:社内では、「まだ辛いスナックを作り続けるのか」「もう、いいのではないか」という声が上がることもありますが、お客様からの激辛マニアの発売を心待ちにしているお声や応援のお声に応えるため、作り続けていこうと思っています。それを許してくれる会社だからチャレンジできるというのもありますよ。また、お客様への配慮としても、辛い商品だとわかることや、注意してほしいことなどをわかりやすく記載するようにしています。

◆6月に発売された新商品は2種類

 2024年6月24日には、『激辛マニア』シリーズから『赤赤とうがらし味』が発売されている。そして今回は、バニラアイスで辛さをやわらげながら商品開発に携わったメンバーもいたようだ。

参考:ジャパンフリトレー株式会社HP 商品情報「激辛マニア 赤赤とうがらし味」

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