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日本株「暴落こそ絶好のチャンス」。プロが暴落後に“実際に買った”7銘柄

日刊SPA! / 2024年8月12日 8時55分

◆日経平均は“恐怖指数”が高いまま

 私がそう確信する理由が、日経平均VI指数が異様に高いままであることだ。これは、言ってみれば恐怖指数のようなもので、VI=ボラティリティインデックスという名のとおり、株価が大きく動きそうかどうかを示している数字だ。この数値、通常は20を下回るところにあるもので、30を超えると市場が大きく動揺していると判断される。

 これが8月5日には70を超えていたのだ。その後、若干は下げたものの9日金曜日も45に張り付いている。まだ、株価の先行きに対する不安感はマグマのようにうごめき、投資家たちの心理を不安にさせているのだ。

 今回は私が8月5日に購入した銘柄で、いまだに戻りきってない、通常運転の市場では株価が高くて手が出しにくい超優良7銘柄を紹介したい。

 参考にしていただきながら、13日からの市場再開に備えたい。

◆暴落相場でプロが仕込んだ7銘柄

日本製鉄(5401)
産業の土台を支える鉄のメーカーとして幾多の荒波を越えて生き残ってきた日本を代表する製造業である。日本と中国の関係もあり、この50年、中国の製鉄業に貢献してきたが、2024年にはその関係を終了した。とてもいい決断である。そして、今、日本製鉄は世界を再び見据えて、アメリカの鉄鋼最大手、USスティールの買収を進めようとしている。現在は大統領選挙もあり沈滞しているが、その内容は相手側の経営陣だけでなく、互いがウィンウィンになるようなものとなっており、ここを梃子に欧米市場を席巻し再び世界の頂上を目指そうとしているのだ。

このような背景があるだけでなく、株価が上がる成長性をおおいに感じさせる銘柄である。さらに、その配当金は年160円、100株で1万6000円である。ところが、9日終値では3169円。つまり、配当利回りは5.05%もある。

今のような荒れ模様の市場の中で、これから年末、2025年に向けて、上がれば売却し売却益。上がらなければ高い配当でインカムゲインを享受する。この二頭立ての付き合い方ができるのだ。

気をつけなくていけないのは、魅力的だからと、日本製鉄ばかりを自分のポートフォリオの中心に据えてしまうことだ。例えば、総額50万円以下の投資であれば100株以上を買うようなことはないだろうが、100万円の予算で300株も買ってしまうのは日本製鉄に未来をすべて委ねることになるので、良くない。

神戸製鋼(5406)
日本製鉄だけにポートフォリオを集中させたくないこともあるが、決して鉄鋼業だけでない神戸製鋼は発電事業まで手がける手広い業務内容が魅力の会社の一つである。鉄鋼業がメインの日本製鉄と被るようで微妙にずれるところが、リスク分散にも打ってつけなのだ。

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