1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

日本株「暴落こそ絶好のチャンス」。プロが暴落後に“実際に買った”7銘柄

日刊SPA! / 2024年8月12日 8時55分

すでに高い株価で私は怖くて手が出せなかった。しかし、その後も株価は切り上がり、投資家の信認が高いことを証明していた。

それが、今回の株価暴走に巻き込まれた。巻き込まれただけでなく、週末まで低迷圏に留まっているのである。誰もが商社株を買うのなら、トップ企業である三菱商事にビットしたい。しかし、その株価に怖気付くので、出遅れ株はないか、比較して割安の銘柄はないかと周辺になびいていくのである。だが、このタイミングであれば、少額予算の個人投資家にも手がどとく、9日の株価は2791円。1月4日に年初来安値の2231円だった株価は5月2日に年初来高値の3775円。そこから考えると2791円という株価がどれだけ買いやすいかおわかりいただけるだろう。

コマツ(6301)
長期投資のつもりで購入し、順調に株価もあげ続けていた。しかし、だからこそ含み益が莫大で、桜の咲く前頃にすべて利確した銘柄だった。

説明の必要もないほど、日本だけでなく世界の産業と生活にとって必要不可欠な建設機械で世界第2位。日本を代表するトップメーカーであり、株式投資をするものなら、誰もがあげる優良銘柄でもある。というのも、優良銘柄であるもののコマツの株価は世界の景気に左右されることも事実だからだ。ポストコロナの世界経済は、日本ではあまり感じないが、欧米は中央銀行が幾度も利上げをしなくてはならないほど過熱したのだ。

しかし、春先にはそこにピークを感じ、高いうちに欲張らずに利確するのが私の流儀と売却したのだ。景気が悪くなれば、また買うチャンスもあるだろうと思っていたのだ。

売却したのは4500円ほどの頃で、ずいぶん利益が出たなあと思っていたのだが、友人で投資を長年するものからバカにされた。保有し続けるべきだったよと。そして、株価はまだ上がり7月には5100円も上回った。それが、令和のブラックマンデーで一気に下落し、年初来安値の3324円まで下げる。底値ではないものの、当然、私は買い戻した。

9日の終値は3867円。前日から104円も上げてしまった。底値からは回復しているものの、この銘柄の魅力である配当利回りを知ったら、買いたくなる人も多いのではないだろうか? 年間の配当金は167円。4.32%もの配当利回りで、この超優良銘柄が手に入るからだ。

※株式投資はご自分の判断と責任に基づいておこなってください。

<文/佐藤治彦>

【佐藤治彦】
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。著書に『つみたてよりも個別株! 新NISAこの10銘柄を買いなさい!』、『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』、『しあわせとお金の距離について』、『安心・安全・確実な投資の教科書』など多数 twitter:@SatoHaruhiko

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください