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日本株「暴落こそ絶好のチャンス」。プロが暴落後に“実際に買った”7銘柄

日刊SPA! / 2024年8月12日 8時55分

株式市場では、現在トヨタが抱える、世界的な景気失速への不安、為替水準の見直し、そして、認証問題などから、3月末に3891円にもなった株価は大きく下落している。

9日の終値は2447円、高値から4割近くも下げているのである。が、これは果たしてトヨタの企業価値への正当な評価であろうか? 私はそうは考えない。今まで高くて少量しか持てなかった同社の株を買い増しした。トヨタの配当は75円。あのトヨタの配当利回りが3%を超える水準まで上がっていることも買った理由だ。

◆保険へ投資するときの第一チョイス

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今年初めから投資家のハートを鷲掴みにしてきた生損保株の代表格。多くの人が保険へ投資するとき第一チョイスにする銘柄でもある。

傘下に三井住友海上、相生ニッセイ同和を持つ。日本国内だけでなくアジアや欧米でも事業を大きく展開している。昨年来の人気で株価が上昇しすぎ、新たな株主にとってハードルが上がることを避ける意味合いもあったのだろう。2024年3月末に3分割された。

それでも、今年の株式市場での大テーマである政策保有銘柄の売却でも常に注目の的になり、3月以降も投資家からの支持は圧倒的で、確実に株価は上がっていった。

もちろん私も所有していたが、あまりにも株価が上がったので売却し利確したほどだ。その後も上がり続けていたので利確が早すぎたと後悔していたのだが、今回の株価の暴走には逆らえず一気に2600円近くまで下がった。

令和のブラックマンデーである8月5日に最初に買ったのがこの銘柄だ。その理由は明らか。先述の背景に加えて、保険料の上昇からさらなる利益増大も見込める。

8月9日、市場が閉まったあとに明らかになった決算発表では、4-6期の経常利益は驚異の96%増益となったのだ。この銘柄の人気の一つが、これまでも、そして、きっとこれからも続くであろう高い株主還元姿勢である。

配当金は増配に次ぐ増配で、現在は145円。8月9日の終値の3013円で考えると、4.81%。それが、5日の暴落時には5%を上回っていたのだ。少額の投資資金しか持ち合わせない私が必死に買っていたのもうなずいていただけるだろう。今年の夏は3500円も超えていた銘柄が、まだ3000円あたりに留まっている。

三菱商事(8058)
2024年は新NISAで株式市場は新たな個人投資家を数多く迎え賑わってきたが、2023年も活況だった。その一因は、春先のある世界的な投資家の発言からだった。誰もが知ってるウォーレンバフェット氏が放った、日本株への再評価、それも商社株への評価だった。

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