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日本株「暴落こそ絶好のチャンス」。プロが暴落後に“実際に買った”7銘柄

日刊SPA! / 2024年8月12日 8時55分

今年の最高値は3月の2186円。私が本格的に株式投資を始めたのは2023年の春であり、その時の投資方針は、潰れない優良会社で時価総額は5000億以上の巨大会社、そして、株価が上がらなくても持ち続ける価値がある、高配当の銘柄。

そこに見事に合致し投資を始め、驚くほどに上がったので利確し、8月5日まで数か月に渡り、私のポートフォリオから姿を消していた。もしも、1800円を下回るようなことがあれば、また投資をしたいとは思っていた。というのも、配当金は年90円。配当利回りが5%を超えるからだ。8月5日に株価は大きく下落。私のポートフォリオに戻ってきた。買ったのは8月5日だが、9日もほぼ同じ水準で売買されており、終値は1629円。そう、配当利回りは5.52%にもなるのである。

ホンダ(7267)
まずはホンダのこの1年余りの株価の推移をチャートで確認してもらいたい。2023年から株価はどんどん切り上げ、2000円近くしていた期間も短くない。トヨタと並んで日本の自動車産業の中核を担う素晴らしい企業である。

それは、低迷する日産、三菱自動車と共同でEVにおける協業を行おうとする懐の深さからも感じられる。その信頼性は、街を歩いていればホンダの自動車に乗ってる人がどれだけ多いかでもよくわかる。

さらに二輪車は世界トップの企業なのである。そのホンダが今回の株価暴走の流れ、激しく揺らぐ為替の中で翻弄されている。9日の株価は1420円と大きく落ち込んだままだ。これは、週足のチャートを見てもらえばわかるが昨年末の安値圏である。

高い期待があるため業績に対して厳しい見解もあるが、8月7日に発表された第一四半期の決算報告では、9%増益で決着。進捗率は39%にも達している。悪いわけではない。

これは、今後、為替などの外部環境がネガティブに働いたとしても、ホンダが株主の期待を裏切らない利益を2025年3月期も達成してくれそうだということを表している。

そして、ホンダは株主還元姿勢に対して積極的であり、今後1年の株主配当は1株あたり68円なので、なんと利回り4.79%にも達している。

ホンダも株価が上がればキャピタルゲイン、上がらなければインカムゲインを楽しむことができる。

トヨタ(7203)
トヨタについてあまり多くを語る必要はないだろう。日本企業がこれから受容しなければならない金利上昇局面の中でトヨタは決して揺らぐことはない。トヨタの所有する金融資産90兆円のうち、現金やそれに準ずるものだけで9兆円も持っているからだ。金利が上がっていくことはこれらから新たな利益を生み出すことも意味している。べらぼうにすごい会社なのである。

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