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「妻と浮気相手の間に生まれた子」を見捨てられなかった夫の悲哀。養育費を支払う“条件”は離婚翌日に破られ…

日刊SPA! / 2024年10月28日 15時54分

それを踏まえた上で筆者が「どうしますか?」と尋ねると、優斗さんは妻のことに対して即断即決だったにもかかわらず、息子さんのこととなると煮え切らない態度をとります。

優斗さんは「息子はとても可愛いです。僕のことをパパと慕ってくれます。だから僕の子なんだと2年間、騙し騙しやってきました」と苦しい胸のうちを吐露します。さらに「今までいろいろなところへ遊びに行きました。たくさんの楽しい思い出があります。だから、妻はともかく息子とは別れたくないのが正直な気持ちです」と続けます。

親権を決めるにあたり、優斗さんは息子さんへの影響を第一に考えていました。そのため、優斗さんは「息子に罪はありません。かわいい息子を傷つけたくはないんです!」と訴えかけます。

◆元彼が愛情を持っていれば、今の状況になっていないはず?

元彼は自分のDNAを提出しているので、妻から鑑定の結果、自分が本当の父親だと聞かされているでしょう。もし、息子さんに愛情を持っていれば、離婚するのを待たずに、もっと早く迎えに来るはずです。なのに、今の今まで何も動きませんでした。筆者は「元彼は息子さんのことを何とも思っていませんよ」と指摘しました。

いかんせん、元彼は何度も警察のお世話になったヤバい奴。キレると何を仕出かすか分かりません。息子さんに手を上げる可能性もあるでしょう。母親である妻が元彼を制止できれば良いですが、もともと無口で気弱なタイプなので期待できません。度重なる虐待で命の危険にさらされる恐れもありますが、それだけではありません。

2022年、親が子どもを家に残してUSJを満喫。11時間後に帰宅すると子どもが熱中症で死亡していたという痛ましい事件が起きたばかりです。こども家庭庁によると2022年、児童相談所に寄せられた児童虐待の相談のうち、16.2%はネグレクト(育児放棄)でした。元彼と妻が息子さんをほったらかしにして出かけたりするかもしれません。優斗さんは「あいつが父親になったら、息子の命が守られる保証はありませんから」と声を荒げます。

◆毎月4万円の養育費を支払うことを約束

次に養育費の問題があります。どんなに妻が開き直っても、彼女のやったことは法律上、不貞行為です。優斗さんに対する裏切りであることに変わりはありません。そして精神的苦痛の対価として本来、妻は優斗さんに慰謝料を払わなければなりません(民法709条)。ただ、専業主婦の妻に慰謝料を支払う収入、貯金はありません。そこで筆者は「養育費と慰謝料を相殺する手もありますよ」と提案。

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