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「癇癪持ちで束縛癖がある妻」と“離婚させてもらえない”夫。法律の専門家が授けた“作戦”を決行した結果

日刊SPA! / 2024年11月3日 8時53分

「癇癪持ちで束縛癖がある妻」と“離婚させてもらえない”夫。法律の専門家が授けた“作戦”を決行した結果

画像はイメージです

世の中には膨大な数の男女がいるわけですが、交際し、求婚し、結婚するのは幸運としか言いようがありません。ですが、残念ながら、途中で関係が終わってしまうことも珍しくありません。
厚生労働省の人口動態統計によると2023年の離婚件数は183,814人。一方、結婚件数は474,741人なので3組に1組は離婚する計算です。筆者は行政書士、ファイナンシャルプランナーとして夫婦の悩み相談にのっていますが、夫と妻がどちらも離婚に積極的なケースは意外と少ないのが現状です。ほとんどの場合、離婚したい側、離婚したくない側が存在します。基本的には夫と妻、双方の同意がなければ離婚できないので、「離婚したくない人」を説得しなければなりませんが、なかなか一筋縄にはいきません。

◆10対0で相手が悪いケースはあくまで少数派

経験上、もっとも骨が折れると感じているのは借金、不倫、暴力ではなく性格の不一致。実際、法務省の司法統計(2020年)によると離婚の原因(離婚申し立ての動機別割合のうち、夫の数字)は多い順に性格があわない(60%)、精神的に虐待する(20%)。つまり、性格の不一致が大多数を占めます。逆に借金、不倫、暴力など10対0で相手が悪いケースはあくまで少数派です。

性格の不一致の場合、喧嘩、仲直りを何度も繰り返すので、決死の覚悟で「もう許さない!」と必死に訴えても、「また許してくれるでしょ」と鼻で笑われる傾向があります。今回の相談者・井上拓真さん(42歳。仮名)も離婚の決意は固まっているのに、なかなか妻を説得できず、鬱屈とした日々を過ごしています。拓真さんは妻の癇癪癖(些細なことで激高する)、束縛癖(寂しくなると監視する)、依存性(悩みがあると母親の言いなり)に悩み、苦しみ、傷ついていたのですが、具体的には何があったのでしょうか? 順番に見ていきましょう。

◆「癇癪癖」を持つ妻にやきもき…

なお、本人が特定されないように実例から大幅に変更しています。夫婦がすれ違うきっかけ、関係修復の方法、離婚の原因や経緯などは各々のケースで異なるのであくまで参考程度に考えてください。

<登場人物(名前は仮)>
夫:井上拓真(1回目の相談時は38歳。2回目の相談時は42歳。会社員)☆今回の相談者
妻:井上菜々(1回目の相談時は37歳。2回目の相談時は41歳。専業主婦)
子:井上香菜(1回目の相談時は12歳。2回目の相談時は16歳。)

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