車の車線変更「絶対にいれないマン」が生まれるワケ。年間走行距離2万kmのゴールド免許保持者が怒りの問題提起
日刊SPA! / 2024年12月22日 15時54分
特にヨーロッパでは、ウィンカーを出したらすぐ後方のクルマが入れてくれますし、場合によってはブレーキを掛けてまでもしっかり、こちらの車両を入れるようにしてくれます。その代わり、譲ってもらったこちらは、追い越しなどが終わったら速やかに走行車線に戻るわけで、譲ってくれた側のクルマは必要があれば追い越し車線から私を追い抜くことができるようにします。
そうすれば、交通は円滑となり、譲られる側、譲る側にとっても「車線変更」は全くストレスでありません。譲られる側の状況では、いつでも車線変更できる心理になり、譲る側の状況では、前にクルマが入ってきても「永遠に前をチンタラ走るなど“邪魔”をしないだろう」となるわけです。
日本の「譲らない」という文化は、どうやら昔からあるようです。私の祖母は、女性ドライバーが珍しい時期から運転していたのですが、かつて群馬県の高崎で車線変更をした際に、トラックドライバーに追いかけれ、最終的にたまたま通りかかった高崎のヤクザ(リンカーンに乗っていた)が助けてくれたと言っていました。それぐらい、昔から車線変更が起因で絡んでくるドライバーが日本に一定数いたといえるわけですが、その防衛策の1つがサンキューハザードなのでしょう。
しかし、「譲らない」ということは、これまで述べてきたように大問題。「譲らないドライバー」は“おかしい”という社会になれば、もっと運転しやすい日本になると思う次第であります。
【斉藤由貴生】
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
“追い越し”て良いの? 「前を走るパトカー」見るとドキッ! 警察官が「追い越してください」発言も!? 「やっちゃダメ」なコトある? 元警察官に聞いてみた
くるまのニュース / 2024年12月22日 7時5分
-
どうして隣の車にビタ付きで走るの…? 謎の「トナラー運転」の行動心理を交通心理士がズバリ解説
乗りものニュース / 2024年12月21日 16時12分
-
「車線変更?絶対入れてやらん ブォォォン!!」 意地でも譲らないドライバーの“アタマのなか” 交通心理士がズバリ解説
乗りものニュース / 2024年12月15日 16時12分
-
「追越車線を延々と走るマン」は“独特の解釈”を持っている? 行動心理を交通心理士がズバリ解説 ただ下手なだけの可能性も?
乗りものニュース / 2024年12月12日 18時12分
-
「追越車線に遅いクルマがいたので詰めたら、急ブレーキをかけられました。左車線から追い抜くと、抜かし返して幅寄せ。私が悪いのですか?」投稿に回答殺到!?「違反だろ」「迷惑」危険な思考回路に「国がとった行動」とは
くるまのニュース / 2024年12月2日 12時0分
ランキング
-
1ガサガサ肌が簡単に潤う!40・50代に使ってほしいボディケア商品3つ
つやプラ / 2024年12月22日 12時0分
-
2お金で何でも解決できそうな“超富裕層”に共通している3つの悩み。「絶対に負けられない戦い」も
日刊SPA! / 2024年12月22日 8時53分
-
3「海に眠るダイヤ」2018年を描く"最大の謎"の真相 現代編の設定が、なぜ「2024年」ではないのか
東洋経済オンライン / 2024年12月22日 14時0分
-
440歳から運動不足解消は何から始めたら良いの?
JIJICO / 2018年3月30日 7時30分
-
5たまに見かける!「クルマに垂れ下がった謎のゴム」冬の重要アイテムだった過去
乗りものニュース / 2024年12月22日 14時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください