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医学部在学中に年商1.5億円。令和の虎・青笹社長が医師の道を捨て、「動画編集教育ビジネス」を選んだワケ

日刊SPA! / 2025年1月12日 8時52分

水野:なるほど、そこに目を付けられたのですね。

青笹:友達関係に頼らず、送り迎えをマッチングするツールがあればみんな使うはずだと。早速アプリ制作をしようと思い立ったのですが、200万円というお金はすぐには準備できません。周りもみな学生ですから、投資するのも期待できません。

 そこでネットで投資家を探したところ、すぐに「200万円出資します」と言ってくれる投資家が見つかったんです。

水野:その後の展開が読めてしまいそうですが……青笹社長はそのときはこの投資家の方に賭けてみようと思ったわけですよね。

青笹:はい、そうです。当時は純粋だったので、「出資してくれる」という投資家の話を精査もせずうのみにしてしまいました。しかし悪いことは続くもので、自分の200万円を投じてアプリは完成したものの、ほとんど誰も使ってくれなかったんです。

 結果がまったく出ないうえに、200万円の投資をしてくれると言っていた投資家ともまったく連絡がつかない。プログラマー代を支払う期限は刻々と近づいてくる。このときばかりはマジで青くなりましたね……。

水野:しんどいですね……。ただこれが、成功につながる失敗経験となったわけですね。

青笹:はい。自分としては真剣に新規事業を立ち上げたつもりだったのですが、今考えれば何も知らない状態で「ビジネスごっこ」をやろうとしていただけ。うまくいくはずがないですよね。

◆◆動画編集ニーズの高まりを実感し、医師の道を捨てて専業に

水野:このときの経験から「やっぱり医師の道に戻ろう」とならないのが青笹社長らしいなとも感じますが、返済を含め「稼ぐぞ」というモードに切り替わったのでしょうか。

青笹:そうですね。返済もですが、収入を得ないとそもそも生活が成り立たなかったんです。昼は授業、夜はアルバイトという生活を続けました。しかし、もっと大きな収入が欲しい。そう考えたとき「パソコンを使う仕事なら授業の合間にできるんじゃないか」と思い、出会ったのが「動画編集」という仕事だったのです。

水野:最初から動画編集という仕事だけに絞っていたのですか?

青笹:いえ、実は動画編集以外にも、ランディングページ制作や、医学の知識を活かした医療系記事のライティングなども受けていたのですが、そのなかで動画編集だけ異常に仕事が多かったんです。

 2019年頃、ちょうどYouTubeでマネタイズするブームがきていて、チャンネルが乱立し、動画編集の仕事も次々に舞い込んできていました。「ここに商機があるな」と確信して動画編集業務を究めることにしたんです。

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