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「妻と知らない男」の“一糸まとわぬ姿”の写真が家族共用のタブレットに表示され…その後、疑念が確信になったメールの内容とは

日刊SPA! / 2025年1月13日 15時53分

しかし、ただ別れるだけでは不十分です。筆者は事前に「男性が奥さんに余計なことを言わないように口止めする必要がありますよ」とアドバイスしておきました。そこで元太さんは「今日、俺と会ったことを伏せてほしい」と釘を刺しつつ、「嫁と話し合って結論を出すじゃなく、嫁のことを一方的に切り捨てる形で別れてほしい。例えば、新しい彼女ができたとか」と依頼。妻が男性に未練を持ち、復縁を期待し、連絡してくるようでは意味がありません。男性が妻と連絡をとらないのはもちろんですが、妻に一縷の望みを抱かせないような別れ方をさせる必要があります。

男性は「まぁ、分かりました。でも最後にこれだけは言わせてください」と念押ししたうえで「僕みたいな男になびくなんておかしいですよ。夫婦なのに1年以上、一緒に出掛けたことがないなんて、ちょっと異常です。もし離婚しないなら、彼女のことを大事にしてあげてください」と言い放ち、会議室を後にしたのです。元太さんは「余計なお世話だ!」と叱りつけたいのをグッと我慢し、アイスコーヒーを一気飲みし、留飲を下げたのです。

◆夫婦関係はむしろ悪化してしまった?

それから元太さん夫婦はどうなったのでしょうか? セックスレスなのは相変わらず。元太さんは妻の指一本、触れることも叶いません。しかも、その日以降、妻の不機嫌な態度に拍車がかかったそう。例えば、おかずはスーパーの総菜が多くなったし、掃除機のかけ方が雑なので四隅に埃が残ったまま。しかも、洗濯かごにダウンコートを出しておいたところ、「クリーニングに出して!」と逆ギレされる有様。

このように夫婦の関係は不倫を自然消滅させる前より悪化していますが、筆者の経験上、不倫直後より数年後に離婚するケースの方が多いです。なぜなら、不倫のことを水に流せず、いつまでも根にもって、「裏切った分際で何様のつもりだ!」という態度で接するからです。つまり、離婚に至るかどうかは妻より元太さんの方が鍵を握っているのです。

元太さんは不倫の被害者なのに、妻より努力しないといけないなんて矛盾していますが、実際のところ、そうなのだから仕方がありません。元太さん夫婦が離婚を回避できるかどうかは筆者も注意深く、見守っていきたいと思います。

<TEXT/露木幸彦>

【露木幸彦】
1980年生まれ。国学院大学卒。行政書士・FP。男の離婚に特化し開業。6年目で相談7千件、「離婚サポートnet」会員は6千人を突破。「ノンストップ」(フジテレビ)、「ホンマでっかTV」(フジテレビ)、「市民のミカタ」などに出演。著書は「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷)など11冊。X:@yukihiko55 ブログ:法律でメシを食う若造のブログ Facebook:yukihiko.tsuyuki

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