1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「家賃3万円」ドバイで“格安物件”を借りた40代男性が振り返る、驚きの住環境…「10人部屋で同室者は全員アフリカ人」

日刊SPA! / 2025年2月1日 8時54分

「渡航直後は、渡航費やホテル代などの出費が重なり、さらに仕事も決まっていなかったため、金銭面で苦労しました。そのような不安定な状況のなか、住居探しを始めましたが、予算に合う物件を見つけるのは大変でしたね。最終的には、大人数でシェアして住む『ヴィラ』と呼ばれる一軒家に落ち着くことになりました」

 ゆうざぶろうさんが借りたヴィラは合計6部屋あり、家賃は1か月で3万円。各部屋には2段ベッドが5台ずつ設置されており、借りた部屋は本人を含め10人が住んでいました。同室者は全員アフリカ人だったそうです。

 ヴィラに住みながら、アパートを探しを継続したものの、ドバイでは物件のサブリース(転貸し)が一般的で、価格が非常に高かったため、結局、帰国までの1年間は、そこに住むことになりました。

「さらに食事は現地の料理が口に合わず、ずっと日本食が恋しかったです。現地の安い日本食を試してみましたが、やはり味が合いませんでした」

◆仕事は順調な滑りだし。法人を設立しビジネスライセンス取得

 一方で仕事は順調な滑り出しでした。ドバイに渡ってすぐ、Facebookに「ドバイで柔道整復師をしています」と投稿したところ、数日後には仕事の依頼が来るようになりました。しかし、ドバイでビジネスをするにはライセンスが必要です。そのライセンスを得るには、法人を設立する必要がありました。

 そこで、現地の(日本語を話さない)エージェントのサポートを受けて法人を設立し、無事にライセンスを取得。ゆうざぶろうさんは日本人エージェントを通さなかったため、法人設立とライセンス取得にかかった費用は60万〜70万円ほどで済み、費用を抑えることができました。

「私が取得したライセンスは『フリーゾーン』というカテゴリーです。このライセンスでは、医院のような店舗を持つことができず、出張型のサービスのみが許可されています。ドバイには『メインランド』という別のライセンスカテゴリーもあります。こちらはレストランやオフィスなど、店舗を必要とする事業の場合に取得されることが多いです。

 しかし、メインランドのライセンスは取得費用が高く、さらに店舗のテナント料も発生するため、初期投資が大きくなってしまいます。そのため、初期費用を抑えるために、私はフリーゾーンのライセンスを選びました」

 さらに、とある日本人スポーツ選手と出会い、出張柔道整復師として体のケアをサポートするチャンスが訪れました。この選手からの紹介で、ほかの日本人からの依頼も増え、収入は案件によって変動するものの、平均で月20万円ほどになりました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください