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「家賃3万円」ドバイで“格安物件”を借りた40代男性が振り返る、驚きの住環境…「10人部屋で同室者は全員アフリカ人」

日刊SPA! / 2025年2月1日 8時54分

 ドバイに住んだ1年間を通し、「海外移住にはメリットとデメリットの両方があることを実感した」と総括。個人的なメリットとしては、長年の夢だったスポーツ選手への施術を実現できたことが大きな収穫です。スポーツ選手のケアは非常にやりがいのある経験でした。

「もちろん、英語は話しますが、ドバイは多民族国家であり、皆が流暢に英語を話すわけではありません。うまく話せる方でも訛りが強いことが多く、正しい文法で話しても伝わらないことがあります」

 多民族国家であるドバイでは、様々な訛りの英語が飛び交っており、必ずしも英語力向上に最適な環境とは言えません。ゆうざぶろうさんも、ドバイにいる日本人には信用できないと感じたことがあるようです。

「日本人の友人との間に金銭トラブルが発生し、荷物を失うという経験もしました。ヴィラの住居に荷物を置いたまま手ぶらで一時帰国したのですが、本当はその友人が荷物を日本に送ってくれる予定でした。しかし、彼との連絡が途絶えてしまい、仕方なく諦めざるを得ませんでした。それでも、法人を立ち上げるなどの手続きをすべて英語で行ったことで、『自分は英語を話せるんだ』『英語圏で生活できるんだ』という自信につながりました。

◆パッションだけで海外移住を決めず、綿密な事前準備を

 最後に海外移住に向いている方と向いていない方について教えてもらいました。

「まず、英語で挑戦したい方は海外移住に向いていると言えます。私自身、前述のように酸いも甘いも経験しましたが、ドバイでの生活を全く後悔していません。一方、英語が全く話せないのに情熱だけで海外移住を考えている方には、あまり向いていないかもしれません。そういった方は、会話のたびに翻訳ツールを使うと聞きますが、それでは円滑なコミュニケーションを取るのは難しいでしょう。目的によって異なりますが、旅行や日常生活程度であれば、日常会話ができるレベルの英語力があれば十分です」

 ゆうざぶろうさんの場合は、ビジネス英語に加えて医療英語も必要だったため、かなり勉強をしたそうです。英語の勉強を始めたのは42歳のときで、仕事の合間を縫って中学の文法からやり直していたと話します。

「ドバイに行くまでの約4年間、一生懸命勉強し、英検準1級を取得しました。それでも十分ではないと感じ、アカデミックな医療用語も学びました。つまり、40歳を超えても、意欲次第で海外移住にチャレンジすることはできます」

<取材・文/宮脇咲(みやわき・さき) 写真提供/ゆうざぶろう>

【宮脇咲(みやわき・さき)】
海外不動産投資家・海外移住コンサルタント。1997年宮崎県生まれ。UAEドバイ在住。お茶の水女子大学在学時に、暗号資産投資で大きな利益を出し、分散投資の一つとして不動産投資をスタートする。大学3年生の21歳から国内不動産投資を始め、国内3棟18室を保有し利回り20%以上の物件を運営し、その後いくつかの物件を売却。22歳で海外不動産投資へ進出し、ジョージア、トルコ(イスタンブール)、アラブ首長国連邦(ドバイ)に不動産を所有。現在は、個人投資家として資産運用をしながら、富裕層、経営者、投資家への資産コンサルティングのほか、海外移住のアドバイザーとしても活動。チャンネル登録者数約6万人のYoutubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」を運営。

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