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「家賃3万円」ドバイで“格安物件”を借りた40代男性が振り返る、驚きの住環境…「10人部屋で同室者は全員アフリカ人」

日刊SPA! / 2025年2月1日 8時54分

◆現地人は、時間にも仕事にもルーズだった

 そんなドバイでの生活は、「日本の常識が通用しないことの連続だった」といいます。現地の人々の時間や仕事に対するルーズさには特に苦労したそうです。

「接客していたお客様の9割は日本人だったので、接客自体は大きな問題なくこなせていました。しかし、ビジネスとなると話は別です。例えば、現地の人たちは時間にルーズなのが当たり前で、約束の時間に平気で遅れてくるのは日常茶飯事でした」

 痛い目に遭ったのは、ヴィラの転貸しビジネスを始めようとしたときです。ゆうざぶろうさんが住んでいたヴィラの物件を貸していた現地のディーラーに、「転貸しの仕事を始めたい」と相談したところ、彼は自分の抱える問題を打ち明けてきました。

「彼はヴィラの物件をたくさん売りたがっていたものの、手が回らず困っていたのです。さらに、ヴィラに住んでいるアフリカ人の管理が大変で、出入りも激しいという問題も抱えていました。そこで彼は、『利益の半分を渡すから一緒にやらないか?』と持ちかけてきました。人手不足で困っているようだったので、私も協力することにしました。

 しかし、実際にビジネスを始めてみると、彼は約束を守らないことが多く、家賃の回収も頻繁に遅れるという始末でした。『明日払う』と言っておきながら、一週間以上も連絡が取れないこともありましたし、やっと連絡が取れたと思ったら、また別の言い訳をする、ということが何度も続きました。このような状況が続き、私の精神的な余裕もなくなっていきました」

 余裕がなくなると、彼と喧嘩になることもあり、まさに踏んだり蹴ったりの毎日だったそうです。このような出来事は珍しくなく、どの国の人に対しても、日本人のようにきちんと対応してもらえることは多くありません。

 約束を守らない、連絡がルーズ、責任感がない……といったことが頻繁に起こり、「ドバイで日本のビジネス常識は通用しない」と、身をもって体験しました。

◆挑戦しやすい環境、しかし英語は意外に上達しない

 2024年4月、不満が募ったゆうざぶろうさんは一時帰国することに。日本に戻った後、以前から興味を持っていた整体師のアルバイトを始めたところ、仕事は順調に進み、すぐにドバイで得ていた収入を上回るようになりました。

 さらに、日本の物価がドバイよりも安かったこともあり、日本に留まることを決意しました。現在もドバイに戻らず、日本で整体師として働いています。

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