なだぎ武 父の死去明かす 昨年すい臓がん発覚「おとん!ありがとう、でも、もっかい名前呼んでほしい」
スポニチアネックス / 2024年4月20日 9時2分
お笑い芸人のなだぎ武(53)が、20日までに自身のインスタグラムを更新。父が死去したことを伝えた。
なだぎは「父が亡くなりました」と報告し「『おとんが兄貴の名前ずっと呼んでるわ…いつ来るんや…て…』付きっきりでお世話してた弟からそんな言葉をよく聞く様になったので、『心配や…近々様子見に行かなあかんな…』そんな事を思い、ほんの2、3日くらいのつもりで帰阪しようと出かけた13日の深夜バス。それで大阪へ向かいました」と振り返った。
「大阪に着く3時間くらい前『おとんが危ない!』そんな緊急の連絡が弟からきた。バスの中なのでどうする事も出来ず、大阪に付いて急いで実家へ。私が家に着いた朝には父は大きく口を開け、呼吸も激しく、目も開いたままの状態で苦しそうでした。。耳元で大きな声で何度も話し掛けましたが反応はなく、訪問看護の先生に私の事ももう見えてはいないと聞き、体の力が抜けた、、昼頃には、苦しいのかまだ手足が少し動いてはいたんですが、夕方くらいにはだらんとした感じになっていました。。」と明かした。
「少し呼吸が落ち着きだし、ちょっと安定したのかな…と目を離して戻った時には息が更に緩くなっており、『おとん!大丈夫かー!?』と耳元で声を掛けた後、無呼吸状態の間隔が長くなり、何回かその状態が続いてから、そのままゆくっりと父が息を引き取りました…」と、父の最期を記した。
「去年5月、母が大腸癌で亡くなってからすぐ後、父の膵臓癌が発覚し、その時点でステージ4。昭和18年生まれ、何かあっても『大丈夫や。もうええで。』が口癖のような父でした。素直になれない頑固者『昭和ど真ん中男』の最たる性格です。ただ、言葉とは裏腹に実はシャイで頼り下手で人思いの優しい父でした。去年の6月から始まった抗がん剤治療。その副作用と戦いながらよく頑張ってくれました…時折『しんどい…もうええわ…』と言っては、その都度私が『おかんが亡くなってすぐおとんも…ってのは気持ちがしんどいから、、治療頑張ろ!』そんな言葉を言ってたので、『残される者の為にも頑張らなな…』と思ってくれたのかもしれません」となだぎ。
一方で「でも、それが父にとって良かったのかなと…とても今は考えてしまいます。。もうステージ4で治らないのが分かってるなら、好きなお酒も飲んで、好きな事をして余生を終えたほうが、父の為にも良かったんじゃないのかな…と。そしたら好きなお酒も飲めてタバコも吸えて抗がん剤の苦しさや体のだるさも感じずに天国へいけたのかな…と。父にとっては、息子のただのエゴを押し付けられたのかもしれない…最後の最後に父にしんどい思いを逆にさせてしまったのかもしれない…」という思いも。
「週一早朝の通院と抗がん剤の副作用のしんどさ…母の死から一年も経たない中、やっぱり頑張らなあかんな…と思ってくれたんだと感じるとなんか、、自分はとんでもなく余計な事を言ってしまったのかも…と自分の無責任さを攻めたくなりました。口では多くは語らないし天邪鬼な性格なので反対の事しか言わないですけど、時折『頑張ってみます…ありがとう』とくれたショートメールの父の言葉の意味を、今はものすごく考えてしまいます、、」と、自責の念に駆られるように。
「父は癌が発覚した時点で『もうええ…80年も生きたし』…と言ってました。初めは冗談かと思ってたのですが、あれが正に父の本音だったのかもしれない…母の時の様な後悔はしたくないと言う私のエゴが父にとっては裏目に出、無理な疲労が死期を早めてしまったのかもしれないとさえ考えてしまいます、、」とつづった。
そして「父の死が突然過ぎて色々な事を考える暇もなく、急で慌ただしい時間が過ぎていきました…通夜や告別式が終わり、今東京へ向かう新幹線の中、ようやくこの1週間近くを振り返ってます…涙が出てきました、、、」といい「頭も良くない、怖い時は手も出る父でした。引きこもりでコミュ症のどうしようもなかったこの息子に、好きな映画を勧めてくれたり、スポーツの面白さを語ってくれたり、色々な行動や空気感で理解させてくれました。。」と追悼。
「自慢の息子にはなる事は出来ませんでした、、いい思いをさせてあげる事も結局出来ませんでした、、最後は何も食べられなくなり点滴だけの栄養でしんどかったやろ、、、会えたのに言葉を交わす事が出来ずごめんなさい、、ただ息子として思うのは、腹痛や体のダルさなんか無い天国で母に『来るのが早い!』と怒られながら、仲良くお酒を飲んでてくれてたら嬉しいです…おとん!ありがとう、、、でも、もっかい名前呼んでほしい、、」と、最愛の父にメッセージを寄せた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
亡き母の思い出の残る理髪店で...脱線事故から19年 店を守る父と息子「母親のお客さんですから、いい加減な仕事はできないね」JR福知山線脱線事故
MBSニュース / 2024年4月25日 11時54分
-
なだぎ武「父が亡くなりました」昨年5月、母亡くした直後にがん発覚 抗がん剤治療を勧め悔いる
日刊スポーツ / 2024年4月20日 11時47分
-
「なんで私だけ、夫も乳房も子宮も亡くすのか」自死遺族・がんサバイバーが今となって「伝えたいこと」
OTONA SALONE / 2024年4月18日 21時1分
-
ステージ4の肺がんで余命宣告を受けるも奇跡的な回復、小倉一郎「今日生きている、それ以上望まない」
週刊女性PRIME / 2024年4月7日 13時0分
-
3月に高校卒業したステージIVのがんサバイバー、涙ぬぐい「一番大切な人」へ感謝伝える。転移についても報告
オールアバウト / 2024年4月5日 17時15分
ランキング
-
1和田正人、事務所の先輩を“ブチギレ”させた過去 半年間NOあいさつで「トラウマレベルの恐怖を…」
スポニチアネックス / 2024年5月2日 22時33分
-
2女優・長見玲亜 21歳、芸能界引退 スウィートパワー退所発表 獣医看護師目指し進学
スポニチアネックス / 2024年5月2日 23時12分
-
3hideさん27回忌、追悼ライブに16組集結 SHOKICHIは初出演に感慨「14歳の僕に伝えたい」
スポニチアネックス / 2024年5月2日 21時13分
-
4上田竜也「最悪でしたね」KAT―TUN6人の時代を回顧 楽屋で殴り合いの大ゲンカも
スポーツ報知 / 2024年5月3日 6時6分
-
5ハンタ連載再開くる?冨樫義博、久々のX更新「ムーン・ヒーリング・エスカレーション!」 ネット騒然&アニメ声優陣も歓喜
J-CASTニュース / 2024年5月2日 18時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください