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3月に高校卒業したステージIVのがんサバイバー、涙ぬぐい「一番大切な人」へ感謝伝える。転移についても報告

オールアバウト / 2024年4月5日 17時15分

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3月に高校を卒業した「isshin CH」の榎本一心さんが、自身のYouTubeチャンネルを通して母に感謝の気持ちを伝え、反響を呼んでいます。(サムネイル画像出典:「isshin CH」)

骨肉腫のステージIVで闘病中のがんサバイバー・榎本一心さんが4月1日、自身のYouTubeチャンネル「isshin CH」で動画を更新。闘病中の自身を支える、最愛の母に向けて感謝の気持ちを伝えました。

「自分に一番尽くしてくれた」

3月16日に動画を収録していると話す榎本さんは、15日に無事、高校を卒業したと報告。そこで今回は「僕の一番大切な人に感謝の動画を撮りたい」そうです。その相手は、「お母さん」。「この18年間、一番自分を愛し 自分の為を想い そして自分に一番尽くしてくれた」と語り、幼少期の頃から現在に至るまでの、親子エピソードを紹介しました。

中学生の終わりごろから高校生の始めにかけて、反抗期を迎えたという榎本さん。それでも榎本さんの母は、「一心が一番好き、大切」と伝え続けてくれたとのこと。「今思えば」「一番愛されてるなって気づかなかった自分はとても、馬鹿だ」と振り返りました。

榎本さんがそう実感したのは、「お医者さんから自分が癌の手術をした時に、もう一生脚が使えなくなり、車椅子生活だと言われた時」で、母は必死に医師へ「自分の息子の脚をどうしても残せませんか」と、号泣しながら訴えたそう。帰宅後もずっと号泣しつづけたという母の姿を目の当たりにした榎本さんは、それが「トラウマ」とも話し、今でも医師と家族、そして自身が一緒に面談することを「とても怖いし、辛いし、とても嫌い」とも吐露。

「一心は強い子だから大丈夫」闘病生活を支える母の言葉

そんな母に対し、闘病中のつらさや不安から、自身の感情がコントロールできないとき、「お母さんに八つ当たりをしてしまって」と、あふれる涙を拭いながら懸命に話す榎本さん。仕事が多忙にもかかわらず、「一心が治療を頑張れるなら、一心は強い子だから大丈夫」と、そばで支え続けてくれたと明かしました。

最後に、つらいがん治療にも耐えられるのは、「お母さんの力があってこそ」「こんな病気になってごめんなさい」「18年間ありがとう」「これからも宜しくお願いします」と母へ、メッセージを送っています。

抗がん剤治療が開始前日のYouTube Liveで……

3月18日、翌19日から抗がん剤治療が始まるというタイミングで、YouTube Liveを配信した榎本さん。「白血病患者です 移植成功しました」というコメントを読み上げた瞬間、間髪置かずに満面の笑みで「良かった」と拍手をしました。「おめでとう マジおめでとう本当に」と何度も繰り返し、その様子を見た視聴者から「自分のことのように喜べるのは素晴らしいこと」という声も。自身も明日からつらい治療が待っているという状況で「単純に人の幸せを喜んでいるだけ」「普通のこと」と、視聴者の報告を喜ぶ姿が印象的でした。

そんな中、4月2日に榎本さんはがんが肺に転移しているかもしれないと動画で告白。4日、再び動画で「肺に転移はしていませんでした」と笑顔で報告。「とても嬉しい」「本当に良かった」「安心」という声が相次ぎました。

検査結果が出るまでの間、どれほど不安だったのか。想像に難くありません。そしてこれからもまだ、榎本さんの闘病生活は続くと思います。それでも、榎本さんを導き、献身的にケアをしてくれる両親やファンの人たちと一緒に、がん治療を乗り越えてくれると信じています。今後も、榎本さんに注視したいと思います。
(文:石井 有紀)

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