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渡辺雄太 2億円超争奪戦!来季Bリーグ入り明言「新たな章始まる」 NBA日本人最長6季で一区切り

スポニチアネックス / 2024年4月21日 4時57分

渡辺雄太(ロイター)

 NBAで日本人最長となる6季目を終えたグリズリーズの渡辺雄太(29)が20日、インスタライブで来季のBリーグ入りを表明した。今季は2年契約を結んだサンズでシーズンをスタートしたが、出場機会を伸ばせず、今年2月にトレードで古巣に復帰。22試合連続欠場でシーズンを終えた理由が精神的な問題だったことも明かした。来季の所属先は未定で、Bクラブによる争奪戦が繰り広げられることになる。

 1年残していたグリズリーズとの契約を破棄して、渡辺が自らの意思でNBAを去る。Bリーグ入りを決断した理由を「シンプルにバスケットが大好きだから。試合に出たい」と説明。NBA挑戦当初の目標が「本契約」と「20代の間は絶対に逃げない」だったことを明かし「自分の中でクリアできた。30代は楽しくバスケットができたら。1ミリも後悔はない」と強調した。

 綱渡りの6年間だった。18年に下部GリーグとNBAを一定期間行き来できるツーウエー契約をグリズリーズと締結。同10月に日本人では田臥勇太以来2人目のNBAデビューを果たした。20年のラプターズ、22年のネッツとの契約も年俸は保証されておらず、常に解雇と隣り合わせ。「まともな精神状態でプレーした時期は少なかった」と振り返った。

 23年にサンズと2年契約。初めて金銭的保証を得たが、今年2月にトレードで放出された。グリズリーズでは復帰初戦で好プレーをしたが、次戦の試合前にコーチ陣から、その日は出番なしと伝えられ「この一言が効いた。感情がおかしくなってホテルで泣いた」。体に異変が生じ、試合でコートに立つと筋肉が硬直する状態に陥り、22試合連続欠場でシーズンを終了。「これまでの疲労、ストレスが一気に来た」と限界だった。

 関係者によると、既に20近いBクラブが獲得に興味を示す。Bリーグでは19~20年に富樫(千葉J)が日本人で初めて年俸1億円を突破し、現在は複数の日本人1億円プレーヤーが存在。渡辺の今季年俸は234万6614ドル(約3億6284万円)で、争奪戦は年俸2億円超の攻防とみられる。渡辺は「Bリーグでプレーするのはめちゃくちゃ楽しみ。新たな章が始まる」と視線を上げた。最高峰の舞台で培った力を母国で披露する。

 ◇渡辺 雄太(わたなべ・ゆうた)1994年(平6)10月13日生まれ、香川県出身の29歳。尽誠学園高時代に全国選手権で2年連続準優勝。米ジョージ・ワシントン大を経て18年にグリズリーズと契約し、日本人2人目のNBA公式戦出場を果たした。NBA通算213試合に出場し、1試合平均4.2得点、2.3リバウンド、0.6アシスト。21年東京五輪は日本代表の主将を務めた。妻はフリーアナウンサーの久慈暁子。身長2メートル6、98キロ。ポジションはスモールフォワード。

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