東京V・城福監督「自分たちにやれた感が何となくあった」と引き締め

東京V・城福監督

　東京Vの城福浩監督（63）が28日の福岡戦（味スタ）へ向けて取材対応。直近6試合負けなしできていることについて、「表現としては、6戦負けなしは聞こえがいいが、5度引き分けていて、つかみ取ったものは何もない。日本一のトレ目指している我々としては満足でない」と、厳しい姿勢を見せた。

　東京Vは「日本一の練習」を今季の目標に掲げているが、いい内容の試合をしながら、終盤で追いつかれたり、逆転されて勝利を逃した試合も多い。まだ1勝しかしていないだけに、歯がゆさもあるわけだ。

　前日のミーティングでは、川崎F戦の映像からGKマテウスがギリギリでセーブしたシーンを見せたという。練習で選手が川崎Fと引き分けたことで満足してしまい、緩さを感じたからだという。「自分たちにやれた感が何となくあった。でも、それで何かをつかんだのか、何かをなしえたか、勝ち点1しか取れていない」と引き締めた。

　現在勝ち点9で15位に付けているが、「1試合勝ち点1ペースでは残留できない。勝ち点3の試合を積み上げないといけない」と、城福監督は分析する。ホームで福岡に勝って、勝ち点を積み上げたいところだ。