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ヤーレンズ M―1リベンジ宣言 初冠ラジオANN初放送で“ありのまま”ボケ倒し

スポニチアネックス / 2024年5月3日 5時2分

初回放送を終え、インタビューに応じるヤーレンズの楢原真樹(右)と出井隼之介

 昨年のM―1グランプリ準優勝のお笑いコンビ「ヤーレンズ」が、4月から毎月最終土曜日の「オールナイトニッポン0」(深夜3・00)のレギュラーパーソナリティーに就任し、初回放送に臨んだ。2人の挑戦を見届けようと本紙記者が密着した。

 向かい合って座る2人――楢原真樹(37)と出井隼之介(37)が、少年のように会話を楽しむ姿が印象的だった。

 昨年のM―1は、結成12年目で初の決勝進出。約4分間に40回以上のボケを詰め込むという、計算し尽くした緻密な漫才で笑いを巻き起こした。だがラジオは楢原がボケ続ける舞台とは違い、ノープランで収拾がつかないほどボケ合うガチトーク。お笑いコンビというより、友達同士の無軌道な面白トークだった。それも飛びきり笑える。「こうして2人でしゃべる時間が楽しい」という出井の言葉は本音だろう。

 初の冠ラジオで、月1回の放送。出井は「意味不明な番組にしていきたい」と、これまでにない番組を作る意気込みだ。楢原は「月1なので『秘密のケンミンSHOW』みたいな47都道府県の人を集めた従来のラジオじゃないことをしたい」と“全国制覇”を目指す。

 昨年惜しくも1票差で負けたM―1に向けて「もちろん優勝を狙います」と力強く宣言した。前年の準優勝コンビが目指すのは、もちろん優勝。上がるハードルは一つだが、楽な挑戦でないのは承知の上。楢原の「ハードルが上がれば、下をくぐるなり方法はたくさんある。自分たちのスタイルでやっていく」との言葉に、優勝した盟友の令和ロマンに続く活躍を予感した。(高原 俊太)

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