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大谷翔平 延長10回に起死回生の同点打&今季初1試合2盗塁 チームは今季初サヨナラ 今季最多貯金8

スポニチアネックス / 2024年5月4日 14時12分

<ドジャース・ブレーブス>10回、同点適時打を放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇ナ・リーグ ドジャース―ブレーブス(2024年5月3日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、本拠でのナ・リーグ東地区首位ブレーブス戦に「2番・DH」で2試合ぶりに先発出場。3回の第2打席は四球を選び、今季6個目の盗塁とする二盗を決め、4番ウィル・スミスの同点中前適時打をおぜん立て。8回も四球で出塁すると、得点にこそつながらなかったが今季初の1試合2個目の二盗を決めて好機を演出した。延長10回にはエンゼルスで同僚だったライセル・イグレシアス投手(34)から起死回生の同点適時打を放った。チームは延長11回に今季初めてサヨナラ勝利して2連勝を飾り、貯金は今季最多の8となった。

 延長11回2死一、三塁から新人のアンディ・パヘスが中前へ詰まりながらもしぶとく落とすと、大谷は山本由伸らナインとベンチを出て歓喜の輪に加わった。劇的な勝利に本拠ファンのボルテージも最高潮となった。4回に一時勝ち越しとなるソロ本塁打を放ったテオスカー・ヘルナンデスは、中継するNHKのインタビューに「ブレーブスはタフなチームで簡単に勝てると思っていない。接戦をモノにできたのが我々の強さだ」と語った。

 ナ・リーグの首位チーム同士の対決で、大谷がバットと足で存在感を示した。2―3で迎えた延長10回無死二塁から始まるタイブレークは先頭のムーキー・ベッツが倒れて1死二塁。ここで大谷に打席が回り、2球で追い込まれたが、カウント1―2から外角低めに沈むチェンジアップを右手一本で捉えると打球は中前へ抜けて同点に追いついた。一塁塁上では昨春WBCでも見せたような両手を挙げて同僚を鼓舞するような仕草を見せ、球場内も大熱狂に包まれた。デーブ・ロバーツ監督は試合後、大谷の姿勢について「翔平は同点打となる大きなヒットを打って感情を露わにしていた。ドジャース対ブレーブスの大舞台でひるまない。みんなが戦った。私はファイトが好きだ」とチームを鼓舞する姿勢を称えた。

 第2打席は0―1と1点を追う3回1死走者なしの場面。この打席もフルカウントまで持ち込み、2球ファウルで粘った後、低めの95マイル(約152.8キロ)速球を見極めて四球を選んだ。この後今季6個目の二盗を決めると、4番スミスの同点中前適時打を呼び込んだ。

 2―2の同点とされた8回は1死走者なしで第4打席を迎えた。2番手左腕アーロン・バマーから四球を選んで出塁すると、スミスの打席でけん制球に誘い出されたが、そのままスタートを切り、一塁手がけん制球を落球したため7個目の盗塁が記録された。しかし、スミスが申告敬遠で歩かされると、続くマックス・マンシーが空振り三振に倒れて勝ち越し点は奪えなかった。スライディングした大谷の左尻付近はユニホームが破れるほどの激走だった。

 敵地9連戦最終戦となった1日のダイヤモンドバックス戦は今季33試合目にして初めて欠場。ロバーツ監督は試合前に「単なる休養。毎日プレーしてきたので、2日連続でオフを与えられれば助けになる。終盤に機会があれば(代打)出場可能だ」と2日のオフと合わせて“2連休”にする意向を示していた。今季8号が出れば沖縄生まれの指揮官が持つドジャースの日本生まれ選手の最多本塁打記録を更新する。

 2日には本拠ドジャースタジアムで行われた球団オーナーグループ主催のチャリティーイベントに真美子夫人とともに参加。「伝統的にやっているというので、楽しみにして来ました」と話し、グラミー賞4度のエド・シーランと記念撮影するなど、気分転換してこの一戦に臨んでいた。

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