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【黒鷲旗バレー】ジェイテクトが日本製鉄堺に競り勝つ!村山が「ほぼ泣きながらやっていた」理由とは

スポニチアネックス / 2024年5月4日 16時31分

<日本製鉄堺・ジェイテクト>ジャンプサーブを放つジェイテクト・村山(撮影・井垣 忠夫)

 ◇第72回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会第4日 男子準々決勝 ジェイテクト3―2日本製鉄堺(2024年5月4日 Asueアリーナ大阪)

 ジェイテクトが地元・日本製鉄堺に22―25、25―23、31―29、22―25、15―13の3―2で競り勝った。5日の準決勝ではパナソニックと対戦する。

 日本製鉄堺の地元とあって、相手の得点の度に大歓声が湧き上がる。先行され、逆転しても追い付かれたがあきらめなかった。アタックで5得点、ブロックではチーム最多6得点と攻守に活躍したミドルブロッカー村山豪(25)は「ほぼ泣きながらやってました」と試合後、笑顔で振り返った。

 前日までのグループ戦とは違い、負ければ即終戦の決勝トーナメント。今季最終戦となる黒鷲旗限りで、チームからは元日本代表のミドルブロッカー福山汰一(30)が引退、主将のアウトサイドヒッター藤中優斗(28)が退団する。共に早大出身でその後輩に当たる村山は「“勝つ”という気持ちが日本製鉄堺さんより上回っていたのかも知れない」と振り返った。

 昨年4月に膝を手術し、半年間のリハビリ生活を経験した。「早くコートに戻ってきてほしい」。同僚から頻繁に連絡をもらえたことで復帰意欲を維持できた。「1秒でも長くジェイテクトのユニフォームを着てやりたいので、今日以上に明日もいいプレーがしたい」。Vリーグ準優勝のパナソニックへも無心でぶつかっていく。

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