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武居が新王者の瞬間、リングサイドに天心の姿 拍手で勝者称える ファン「天心との試合実現してほしい」

スポニチアネックス / 2024年5月6日 20時50分

<WBO世界バンタム級TM ジェーソン・モロニー・武居由樹>王座獲得に号泣する武居(撮影・長久保 豊)

 ◇プロボクシングWBO世界バンタム級タイトルマッチ 王者ジェーソン・モロニー<12回戦>同級5位・武居由樹(2024年5月6日 東京ドーム)

 ボクシングの4大世界戦が6日、東京ドームで行われ、セミファイルのWBO世界バンタム級タイトルマッチは挑戦者の武居由樹(27=大橋)が王者のジェーソン・モロニー(33=オーストラリア)を判定で破り、新王者となった。21年に立ち技格闘技のK―1から転向した武居は日本人初のK―1とボクシングでの世界王者となった。また、この勝利で通算100人目の日本ジム所属の男子世界王者となった。試合後には感極まる様子を見せ、「こんにちは!足立区から来た武居が東京ドームでチャンピオンになりました!」と絶叫した。

 リング上で喜びを爆発させる武居。リングサイドには観戦に訪れた那須川天心の姿があった。拍手で新王者を称えていた。

 ネット上では「天心来てる」「天心悔しそうだったな」「天心との試合実現したら最高」「さあ天心どうする?」「バンタム級楽しみしかない」などの声が上がった。

 武居は14年11月に、キックボクサーとしてプロデビュー。21年3月のボクシングデビュー戦では初回TKO勝ちし、22年8月に東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得。バンタム級での戦いを見据えた昨年12月は2回KO勝ちを収め、ここまで8戦連続KO勝利中だった。

 キックボクシングから転向した那須川天心(25=帝拳)の存在は常に意識してきた。同じ境遇の那須川より先の世界挑戦となったが「まずここを勝たないと何とも言えないのでまずは勝ってから」とした上で「お互い勝ち続ければ、いずれぶつかると思う。まず勝ってベルトを巻いてから彼の挑戦を受けることもあるかもしれない」と話していた。

 22年6月の那須川天心VS武尊の「THE MATCH」は現地で観戦。「そこに立てず悔しかった。東京ドームで試合をしたいと思っていた」と明かす武居が日本人初のK―1&ボクシング世界王者となるチャンスだ。「プレッシャーは感じていない。誰もやったことのないことをやってみたかった。バチッと倒して勝つ」。34年ぶり東京

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