TDS「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」を体験 ラストのセリフに涙

新アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」（撮影・望月　清香）

　東京ディズニーシーの8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」が6月6日にオープンする。グランドオープンに先駆け、7日にプレスビューが開催された。スポニチ記者が、新アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」を一足先に体験した。

　「ファンタジースプリングス」は、総開発面積約14万〓、総投資額約3200億円という東京ディズニーシー開業以来最大の開発。“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”がテーマで、ディズニー映画「アナと雪の女王」、「ピーター・パン」、「塔の上のラプンツェル」を題材にした3つのエリア、ディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」からなる。

　映画「ピーター・パン」の世界を舞台にしたエリア「ピーターパンのネバーランド」に、3Dメガネをかけたライドタイプのアトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」が誕生する。ゲストはロストキッズの一員として、ピーターパンやティンカーベルとともに、フック船長たちからジョンを救出する冒険の旅を体験する。

　筆者は、子供の頃から大のピーターパン好き。取材前に映画を復習したり、東京ディズニーリゾートの公式ユーチューブが公開した同エリアの映像を見たりと、期待を大きく膨らませていたが、想像を遙かに超える感動体験だった。

　アトラクションは、3Dによる美しい映像と前後左右のリアルな動きの融合で、本当に空を飛んでいるかのような浮遊感。子供の頃に夢見たロストキッズの一員として、ピーターパンやティンカーベルと一緒に風を切りながらネバーランドの上空を舞い上がる。フック船長と戦うシーンはとてもスリリング。飛びかかってくる爆弾に思わず声を上げてしまった。

　特に注目してほしいのが、ピーターパンのラストのセリフ。自分もいつかピーターパンに会えると信じて疑わなかった子供時代を思い出して思わず目が潤んでしまった。子供はもちろん、冒険する心、魔法を信じる心を忘れかけている大人にこそ体験してほしいアトラクションだ。

　ピーターパンがロストキッズ（ゲスト）に何を伝えたのか。ぜひ自分の耳で確かめてみてほしい。