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元日本ミニマム級王者・石沢開さんが引退報告 「突き放さずに応援していただいた」

スポニチアネックス / 2024年9月5日 12時45分

引退を報告した石沢(中央右)

 元日本ミニマム級王者の石沢開(27)が5日、相模原市役所で同市市長に現役引退を報告した。石沢は「ずっと生まれ育った相模原市で活動し続けられた。2年前に“事件”を起こしたのにも関わらず、自分を突き放さずに今まで応援していただいてありがとうございました」とあいさつした。

 同市出身の石沢は17年6月にプロデビューし22年1月に日本ミニマム級王座を獲得。同年4月に当時WBO世界ミニマム級王者だった谷口将隆(ワタナベ)との再戦で世界初挑戦。前日計量では2・3キロの体重超過し、試合でも11回TKO負け。その後はフライ級に転級し、昨年6月の再起戦でKO勝ちを収めたが、同10月の再起2戦目では判定負け。今年4月のWBOグローバルライトフライ級タイトルマッチでは8回TKO負けで2連敗を喫していた。

 2戦連続で世界ランカー相手に敗れたことで「(世界再挑戦への)チャンスをつかめなかったので、ここで勝てないならやめた方がいいと思った。反応も遅くなっていたし、以前のように負けて悔しいと思えなくなった」と引退を決意。手術を経験した目の状態や体のダメージなども考慮した苦渋の決断となったが「自分の中では区切りがついていた。今こうして無事に引退できてよかったと思っている」とすがすがしい表情を浮かべた。

 思い出の試合は22年1月の日本タイトル戦。「ベルトを獲得してからは初めてプロボクサーと名乗れた」と持参したベルトを持ち感慨に浸った。今後については未定だが、英語を学ぶため語学留学も検討しているという。石沢の中学時代から指導してきたM・Tジム村野健会長は「体育教員の免許も持っているし、今後は後進の指導などで地元に貢献してほしい」と第2の人生へエールを送った。

 石沢の引退式は11月28日のジム主催興行内で行われる予定。

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