松重豊 「ラッキー!!」韓国でユ・ジェミョンから盛大なもてなし「刺身とかザーと並べられて…」

フォトセッションで笑顔の松重豊（撮影・小渕　日向子）

　俳優の松重豊（61）が10日、都内で行われた「『劇映画孤独のグルメ』初日舞台あいさつ」に出席。同作に特別出演のユ・ジェミョン（51）から韓国で盛大なもてなしを受けたと明かし、感謝を伝えた。

　“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”として国内のみならず海外でも絶大な支持を得てシーズン10まで放送されている、大人気長寿ドラマシリーズ「孤独のグルメ」。松重演じる井之頭五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」が多くの共感を呼んでいる。

　松重が監督・脚本・主演を務めた本作。構想から2年半を経て完成し、釜山国際映画祭や東京国際映画祭でも上映された。

　この日、同作に特別出演のユ・ジェミョンが、松重に直接祝福のコメントを送るために緊急来日。松重は、10月に行われた釜山国際映画祭以来となる再会を果たし、一緒に壇上に立てている喜びをかみしめた。

　ユの故郷である釜山での撮影。松重は監督としても役者としても「お芝居は言葉じゃないんだな、気持ちで通じ合えるんだな」と気づきがあったようだ。

　少人数で臨んだ海外ロケで「コンパクトなチームで食事もコンパクトなものを食べて、コンパクトなところに泊まって日々過ごしていた」という。

　ある日、ユから「この人達は勤勉で真面目で、なんて一生懸命なんだ！今日の夜は僕にごちそうさせてくれ」という誘いを受け、レートも高く贅沢はできないと思っていた矢先「ラッキーと思いましたね！刺し身とかザーっと並べられて…。ラッキーと思ってごちそうになりました（笑い）。その節は、スタッフ一同もごちそうになりました。ありがとうございました！」と感謝を伝えると、会場からは拍手が沸き起こった。