【リーグワン】初昇格の浦安は開幕4連敗も手応え レイドローHC「大きく前進できた試合」

＜BL東京・浦安＞開幕4連敗の浦安（撮影・篠原岳夫）

　◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第4節　浦安14―22BL東京（2025年1月11日　神奈川・UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu）

　今季初昇格の浦安は、昨季王者のBL東京と接戦を演じながらも、14―22で敗れて開幕4連敗。元スコットランド代表主将のグレイグ・レイドロー・ヘッドコーチ（HC）は「チームとして大きく前進できた試合。チャンスをたくさんつくり出して、それを決め切れれば勝てた。そこは残念」と悔しさをにじませた。

　開始直後の先制トライを許したものの、敵陣でのプレーを徹底し、素早く前に出るディフェンスで相手を苦しめた。アタックでも再三トライラインに迫ったが、最終局面で反則やミスが出て、前半はノートライ。後半に2トライを奪い、一時5点差に迫ったものの、最後は決定力と経験の差を見せつけられた。

　浦安は開幕戦で相模原に19―31で敗戦後、最近2試合は静岡に19―62、横浜に12―40と大敗続きだった。昨季王者に対しても苦戦が予想されたが、地力は証明した。レイドローHCは「気持ちの部分は最高のものを見せてくれた」と高く評価。SO田村煕も「1部でやれる力は十分ある。自分たちからギブアップしなければ、いいチームになれる」と手応えをつかんでいた。