オリックス・古田島 先発転向へチェンジアップ解禁 中継ぎで封印した軸球を磨き直す

オリックス・古田島

　オリックスの古田島が大阪・舞洲の球団施設で自主トレし、先発転向に備えてチェンジアップを解禁する考えを明かした。

　「去年投げていたのがカーブ、カット、ツーシームとシンカー系の球。社会人まではもう一個、遅いチェンジアップがあった。それをもう一度投げられるようにしたい。幅が広がるんじゃないかと」

　新人だった昨季は50試合で2勝1敗24ホールド、防御率0・79とフル回転。今季は日本通運時代以来の先発に回る予定で、制球が難しく中継ぎでは使用しなかった球を春季キャンプから磨き直す。

　中継ぎでは抑えた時のド派手なガッツポーズが特徴だった。「どうなるか分からないけど、“古田島、何か変わっちゃったな”と思われてもそれはしょうがない」と、気持ちも制御しながら試合をつくる意気込みだ。年明けは埼玉県さいたま市の日本通運のグラウンドで曽谷と自主トレ。「（曽谷が）先発の先輩なんで、僕が何か吸収してやろうと」と調整に余念がなかった。（山添　晴治）

　≪平野からメジャー挑戦する後輩たちへエール≫

　オリックス・平野が、メジャー挑戦が決まった球界の後輩たちにエールを送った。「自分がやりたいようにやるのが一番。球団が認めて出してくれたと思うので頑張ってほしい」。この日にロッテ・佐々木、阪神・青柳の新天地が決定。自身も18年から3年間、ダイヤモンドバックス、マリナーズでプレーした経験があり、「行って良かった。いろんな意味で。野球でも野球以外でも」と強調した。