【競泳】北島会長「楽しんでほしい」新方式種目スキンレースに期待 北島康介杯開幕

開幕を前に取材に応じる東京都水泳協会の北島康介会長

　◇競泳北島康介杯（2025年1月23日　東京アクアティクスセンター）

　大会を主催する東京都水泳協会の北島康介会長（42）が23日、大会会場で取材に応じ、「トップの選手が参加してくれる大会になった。東京都協会としても多くの選手を（五輪に）輩出することを目標にしている。今回の大会はジュニアの選手も出るし、新しい芽が出るチャンスにしてほしい」と期待感を語った。

　11回目を迎える今大会の目玉が、北島会長の肝いりで導入された「スキンレース」だ。男女各4泳法の50メートルで行われる予選、準決勝、決勝の3ステージを、わずか4分間のインターバルで次々に行う、エンターテインメント性の高いレースで、優勝者には賞金も支払われる新たな試み。北島会長も「強化につながる。見てくれる方も楽しんでほしい」と期待を寄せた。

　昨夏のパリ五輪では男子400メートル個人メドレーの松下知之の銀メダル一つにとどまった日本の競泳陣。

　平泳ぎで04年アテネ、08年北京五輪と2大会連続2冠のレジェンドでもある同会長は、28年ロサンゼルス五輪を目指す選手たちに向けて「間の年にどう成長し、目標をクリアしていくかが大事」と助言を送った。