1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

ハンバーガー探求家・松原好秀「マクドナルドやモスバーガー人気チェーンから専門店まで」麻美ゆまのあなたに会いたい!(前編)

日刊大衆 / 2024年4月17日 7時0分

松原好秀(左)と麻美ゆま

 今回の“あなたに会いたい”は、ハンバーガー探求家の松原好秀さんです。

 ハンバーガーをこよなく愛して、探求すること20 年。全国津々浦々のハンバーガー屋さんを巡り、これまで約4000個のハンバーガーを食べていらっしゃるんです。

 週刊大衆の読者の皆さんも、ハンバーガー好きは多いのでは!?

 さっそく、いろいろとお話を聞いてみましょう!

ウェンディーズにカルチャーショック

ゆま「今でこそハンバーガー探求家として知られる松原さんですが、そもそもハンバーガーにハマったキッカケは、何だったんですか?」

松原「実は、若い頃は今ほど、ハンバーガー好きではなかったんです。『マクドナルド』も年間で1、2回食べる程度でした。

 それが社会人になって、渋谷を歩いていたとき、新商品の試食モニターをしてほしいと声をかけられたんです。試食をしたら、お礼として『ウェンディーズ』のハンバーガーの無料券をもらったんですね」

ゆま「ウェンディーズが良かったんですね」

松原「はい。ウェンディーズの四角いビーフパティに驚きました。食べてみると想像以上においしくて……。軽いカルチャーショックを受けたんです」

ゆま「へえー。タダ券がスタートだったんですね!」

松原「そうなんです。それからマクドナルドや『モスバーガー』といった日本ですでに人気だったチェーン店をはじめ、『ハードロックカフェ』や『TGIフライデーズ』といった、アメリカンなハンバーガーを出している店にも通うようになったんです」

ゆま「どんどんハマっていったんですね」

インターネット検索もできない時代に

松原「さらに、町の外れにポツンとある一軒家のハンバーガー屋さんの存在も知ったんです。

 それが2004年頃で、当時はまだ、そういうハンバーガー専門店は少なかったんですよ」

ゆま「今でこそハンバーガー専門店はたくさんあるけど、20年前は世間に浸透していなかったんだ……」

松原「現代のように、ネットで検索してもハンバーガー専門店が見つかる時代でもなかったです。だから、本当に自分の足で探し回っていましたね」

ゆま「すごい! ハンバーガー店の載っている本も、なかったんですか?」

松原「ほぼ、なかったです。そのため僕は、2008年と2009年に『HAMBURGER STREET』という専門誌を自主出版したんです」

専門誌を出版

ゆま「まさに、ハンバーガー探求の先駆者だったんですね」

松原「そうしているうちに、少しずつ日本にもハンバーガーブームが訪れて、出版社から僕の本も出してもらえるようになりました。

 2010年に『THE BURGER MAP 首都圏版』(幹書房)、2014年には『ザ・バーガーマップ東京』(幹書房)を出版しました」

志村けんにご馳走してもらったブラザーズ

ゆま「これらの本が、後にハンバーガー好きのバイブルとなっていくんですね。先ほど、町の外れにポツンとある一軒家のハンバーガー屋さんの話をされましたが、最初に見つけたお店は覚えていますか?」

松原「もちろんです。日本橋人形町にある『ブラザーズ』です」

ゆま「おおっ! 私も行ったことがあります。志村けんさんの舞台『志村魂』に出演させてもらっていたとき、ごちそうしてもらって……。すごく、おいしかったです」

松原「明治座の近くにありますもんね!『ブラザーズ』も今は老舗の人気店ですが、当時は、そこまで知られていなかったんです。

 ほんと、駅から離れたところにポツンとあって、店の外を歩いていたとき、お肉を仕込んでいる音が聞こえてきたんですよね」

デビュー前に働いていたことも

ゆま「ジュージューって音が、いいですよね。言い忘れていましたが、私もデビューする前、2年ほどハンバーガー屋さんで働いていたんです」

松原「そうなんですか!?」

ゆま「はい! それこそ、早朝から寝ぼけ眼でジュージューとパティを焼いていました。そのときに手をやけどした痕が今も、うっすらと残っています(笑)」

松原「じゃあ、ハンバーガーにもお詳しいんですね」

ゆま「いえ、だいぶ昔のことなので(笑)。ハンバーガーも流行り廃りがありますけど、今は、どういうものが人気なんですか?」

全国的に“スマッシュ”がトレンド

松原「今は“スマッシュ”が人気ですね」

ゆま「スマッシュ!? パティの焼き方ですか?」

松原「そうですね。スマッシュとは、肉を団子状にしたものを鉄板で焼きながら、上から押しつぶすんです」

ゆま「え? 通常、ハンバーグは分厚く焼きますよね。押し潰したら、薄くなって、形もいびつになるのではないですか?」

松原「はい。あえて薄くして、形もギザギザにするんです。すると、端っこのほうがカリカリに焼けるんですよ」

ゆま「ダイナミック(笑)!それに外がカリカリって、おいしいそうですね」

めちゃくちゃ、おいしい!

松原「めちゃくちゃ、おいしいです。しかも、スマッシュバーガーなら、作る側も楽なんです。パティを成形する仕込みの時間も不要ですからね。なおかつ薄く延ばして焼くので、調理時間も短縮できるんです。

 そうした利点から、今では全国的にスマッシュを始める店が増えています」

ゆま「外がカリカリのスマッシュバーガー。聞いているだけで、よだれが出ちゃいそうです(笑)。

 では、松原さんオススメのハンバーガー専門店も、いくつか教えてください」

松原「任せてください!」(次号につづく)

まつばら・よしひで 国内唯一のハンバーガー探求家。評論家。ハンバーガー関連の企画で、雑誌やテレビ、ラジオの出演多数。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください