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フォーエバーヤングがケンタッキーダービー超僅差3着 矢作調教師「ただ一言、悔しい」声震わせ 坂井騎手「申し訳ない」

THE ANSWER / 2024年5月5日 8時40分

ケンタッキーダービーで3着だったフォーエバーヤング(中央)【写真:Getty Images】

■第150回G1ケンタッキーダービー

 米競馬の第150回G1ケンタッキーダービー(ダート2000メートル、20頭立て=2頭取り消し)が4日(日本時間5日)、チャーチルダウンズ競馬場で行われ、フォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作)は直線追い込んで日本馬歴代最高の3着。日本馬初の快挙にあと一歩だった。馬主は競馬ゲーム「ウマ娘」で知られるサイバーエージェント社長・藤田晋氏。優勝はミスティックダン、2着はシエラレオーネ(ともに米国)。もう1頭の日本馬テーオーパスワード(牡3、栗東・高柳大)も追い込んで5着に入った。

 11番枠のフォーエバーヤングは出負けして中団からレースを展開。それでも3、4コーナーから上位に進出し、先団を見る形で直線へ。直線で外のシエラレオーネと激しく馬体をぶつけながらの叩き合いでグングン伸びる。先を行くミスティックダンとほとんど3頭並んだところでゴール。ミスティックダンが1着、シエラレオーネが2着。フォーエバーヤングはわずかに届かず3着だった。

 日本の中継番組で紹介されたレース後のインタビューで、管理する矢作調教師は声を詰まらせ、「ただ一言、悔しいです……」と言葉を絞り出した。「馬は素晴らしかった。よく頑張ってくれた。ただ、あそこまで行ったので勝ちたかった」と悔しがり、「この経験は今後に生かさなければいけないし、生かさないといけない。世界一の馬になれるように一緒に歩んでいきたい」と述べた。最後は「応援してくれた皆さん、すみません」と頭を下げた。

 手綱を執った坂井騎手も「悔しいの一言です」と第一声。「前走と比べてもイレ込みもなく、追い切りの感じも良かった。良い状態だった」と言い、「3、4コーナーの手応えも良く、これは勝てるんじゃないかと思った。よく頑張ってくれた。ただ、あそこまで行けたら勝たないといけなかった。申し訳ない」と話した。一方で「まだ伸びしろはある。素晴らしい未来が待っている」と今後に期待した。

 ケンタッキーダービーはプリークネスステークス、ベルモントステークスからなる米国競馬3冠競走のひとつで、今年で150回という歴史を数える。「スポーツで最も偉大な2分間」と評されるほど、米国スポーツ界においても格式高く、日本馬の最高着順は6着(マスターフェンサー、デルマソトガケ)だった。

 フォーエバーヤングは父リアルスティール、母フォエヴァーダーリング(母の父Congrats)の血統。昨年10月にデビューし、11月のJBC2歳優駿(G3)、12月の全日本2歳優駿(G1)を勝ち、今年は2月のサウジダービー(G3)、3月のUAEダービー(G2)と海外で連勝。無傷の6連勝を目指していた。

 米3冠戦線は5月18日(同19日)に2冠目のG1プリークネスステークス(ダート1900メートル、ピムリコ競馬場)で行われ、6月8日(同9日)の最終戦G1ベルモントステークスはベルモントパーク競馬場が改修工事中のため、サラトガ競馬場で距離もダート2000メートルで行われる。(THE ANSWER編集部)

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