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今永昇太「僕も全く同じ考え」 7回ノーノー95球降板に米異論も、指揮官に同調「1年間健康に…」

THE ANSWER / 2024年9月5日 14時0分

本拠地パイレーツ戦に登板したカブスの今永昇太【写真:Getty Images】

■本拠地パイレーツ戦

 米大リーグ・カブスの今永昇太投手が4日(日本時間5日)、本拠地パイレーツ戦に先発登板。7回無安打無失点、2四球7三振の快投で今季12勝目(3敗)を挙げた。防御率は2.99と再び2点台に。カブスは救援投手も無安打投球を続け、継投でのノーヒットノーランを達成した。球数95球での降板には米識者から疑問の声も上がったが、指揮官の判断に今永は「僕も全く同じ考え」と同調した。

 今永は初回、1死から三塁手の送球エラーで出塁を許すも3番・ゴンザレスを遊併殺打に抑え、3人で終えた。2回以降も安定した投球で凡打の山を築き、ノーヒットのまま7回へ。2死走者なしで7番・トリオロから外角高めの直球で空振り三振を奪うと、グラブをポンっと叩きながら、雄叫びを上げた。

 球数95球だったが、8回のマウンドにはネイト・ピアソン投手が上がった。米放送局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏は「彼は95球だった。イライラさせられる」とXに記し、米ポッドキャスト番組「ベースボール・イズント・ボーイング」のコートニー・フィニカム氏も「イマナガを降板させたカブスに強く反対する」「少なくとも8回は投げさせられるべきだった。残念だ」と異論を唱えるなど、続投を望む識者の声も目立った。

 米イリノイ州地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」は今永の会見動画を公開。「僕の考えは、今年1年間健康な状態でシーズンを過ごすことが大事」と交代時の心境を吐露した。クレイグ・カウンセル監督に「次の試合もその次の試合もいい状態を保ってもらいたい。僕はここで代えようと思うがどうか」と尋ねられたと明かし、「僕も全く同じ考えなので監督に従います」と答えたという。

 同局はカウンセル監督の会見動画も公開。今永降板の判断について「あの状況では(降板させるのは)常に難しいものだ。でも、100%ショウタのことを思っての決断だ。彼にとって正しいことをやる。楽しくはないけど、選手の健康を優先。この先何が起きるか分からないからね」と、今永の身体を気遣っての判断と強調した。(THE ANSWER編集部)

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